心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

結局、自転車に乗り出した息子氏

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 10日ほど前に、こんな記事を書いた。

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 先週末、嫁さんはとうとう息子氏の動画を禁じるという実力行使に及び、動画を観たければ自転車の練習をしろと迫ったらしい。

 しぶしぶ承諾した息子氏が、玄関先でほこりとビニールカバーをかぶった自転車に乗ろうとした矢先、ずっとほったらかしだった自転車の前かごに、カミキリムシの死骸が転がっていた。大の虫嫌いである息子氏はそれを見て「ひぃぃ!」と悲鳴を上げ、そこから自転車に乗せるまで、また一苦労だったという。お疲れ様です。

 去年、自転車の練習には、ペダルを外してキックで進んだりするとバランスの練習に良いという話を聞いて、補助輪と一緒にペダルも外そうとした。ペダル、というか正確にはペダルがついたクランクなのだけど、それを根元から外すには専用の工具が必要らしく、一度あきらめてからそのままになっていた。

 嫁さんには、とりあえず補助輪だけ外しておいてくれと頼まれたので、私は土曜日の朝、補助輪を外してから仕事に出た。で、その日のうちに自転車の練習に出かけたらしい。

 1日目は、足で地面を蹴って進む方式で、自宅から近所の公園まで向かい、そこで練習したのかと思いきや、公園に来ていた同級生の友達と遊びまくり、帰り道でまた少し自転車にまたがっただけだという。

 そして2日目の昨日も公園に行き、そこでどうやら息子氏は何かコツと掴んだらしく、自転車に乗ることが面白くなってきたという。

 3日目の今日、学校が終わってから公園に行き、そこでとうとう普通に自転車に乗れるようになり、公園で同級生と合っても、少し遊んだだけで、自転車のほうに夢中になっていたそうだ。

 ほらな?心配するほどのこっちゃなかったろ?とドヤ顔で言ったら、練習に連れ出すのにどんだけ苦労したと思ってんだこのやろう、と怒られた。何もしてないくせに「ほらな?」じゃねぇんだよと。はいおっしゃる通りですすみません。

 何はともあれ、あの家族会議は何だったのかと思えるほど、あっという間に自転車をマスターした息子氏。今度は交通安全に気を付けるよう、指導していかなくては。そういえば、来月だったか、学校で交通安全教室があるのだった。それをきっかけに、自転車を覚えさせたいという話になったのだ。すっかり忘れてた。

 自転車に乗ることが楽しいのはいいが、事故には本当に気をつけてほしい。今度は加害者になる可能性だってあるのだ。四六時中見張っているわけにもいかない。息子氏の真面目さと用心深さを信用するしかあるまい。心配の種は尽きない。