仕方ない。今月上旬はまだまだ朝晩は寒いと感じるほどの気候だったし、まさか5月にこんな真夏日が来るとは思いもしなかっただろうからね。学校も、放送で水分補給を促したり、屋内運動場や校舎の開放を早めたり、熱中症対策には苦心していたようだ。
ということで、今日は息子氏の運動会。朝っぱらから暑くなるだろうこと請け合いの晴天だった。
前日に、嫁さんが場所取りに並んで、テントを張れるスペースを確保しておいてくれた。弁当を準備する嫁さんより先に学校へ着き、簡易テントを設営した。屋根だけの安いやつね。その屋根の素材がペッラペラで、直射日光は防いでくれるものの、熱はダダ洩れ。テントの下にいても、帽子をかぶっていないと頭が熱くなるレベルだった。折りたたみ式のアウトドアチェアも、背もたれが熱くてもたれられない始末。
こんな猛暑で、屋根もないところに座って待機している児童たちは、本当に大丈夫なのかと心配になったが、熱中症にかかった人は、保護者や学校職員も含め出なかったようで、なによりである。
ところで、運動会に絡んでこんな記事を見た。
「体育祭のピストルを笛に」聴覚過敏の中3、学校動かす:朝日新聞デジタル
うちの息子氏もピストル苦手なんだ。耳を塞いでると隣の子にからかわれたりする。
2019/05/25 19:43
実を言うと我が息子氏も、保育園の頃からピストルが苦手だ。発達障害で療育を受けていたので、それも関連していると思う。ピストルに限らず、全般的に大きな音が苦手で、電車もダメだった。今は電車に乗るのは平気だが、電車同士のすれ違いで窓がバン!と大きな音を立てると結構ビビる。
運動会で、スタートにピストルを使う競技の時は、だいたい耳を塞いでいる。父親である私にとって、運動会はビデオ撮影イベントなので、三脚を用意して望遠で息子氏の姿を撮影する。
そんな時、みんな似たり寄ったりの背格好の児童の中から、息子氏を探すのは一苦労だ。しかし、ピストルを使う競技になると、耳を塞いでいるのですぐわかる。自分が走ったりする時でも、スタート直前まで耳を塞いでいて、音が鳴り終わってから走り出す。だから徒競走はだいたいビリに近い。それが音のせいなのか、普通に足が遅いだけなのかわからないけど。彼の両親は揃って運動が苦手なので、普通に足が遅いと考えるのが妥当かもしれない。
他の児童が走っている間、待機中でも耳を塞いでいるし、控え席でも耳を塞いでいる。隣の子にからかわれる場面もあったが、本人的には特に精神的ダメージを受けた様子もなく、隣の子もすぐにやめたので、おふざけの範囲内かなと思う。
うちの場合は、苦手ではあるけれど、その場にいられないほど苦痛なわけでもないので、苦手なりに生活していければいいと思う。電車の音を克服したように、いつかはピストルの音にも慣れるかもしれない。慣れないかもしれないが。
大きな音が苦手なことで、今後もクラスメイトにからかわれたりすることもあるかもしれないが、それはそれとして乗り越えていって欲しい。発達障害や聴覚過敏に関係なく、人にはそれぞれ何らかの苦手意識があるものだ。
「普通」に捉われることなく、ありのままの自分で、世間と折り合いをつけていく術を身につけて欲しい。わんぱくじゃなくてもいい、逞しく育って欲しい。
話の流れで思い出した、懐かCMの丸大ハム。ネットで動画を観ることができるのだけど、ナレーションは小林清志さんだった。次元大介とかベムの人だ。台詞は覚えてるけど、声までは覚えてなかったな。
幼少期の私は、丸大ハンバーグよりマルシンハンバーグが好きだった。好きだったというか、家でマルシン率が高かっただけかもしれない。息子氏もマルシンハンバーグが好きだ。私がそれしか買わないから。しかし、ハンバーグ以上に好きなのが、丸大のピザ。マルゲリータ一択。これは嫁さんの好みだ。
息子氏よ、逞しく育つために、野菜も食べてくれ。