ここ最近、ネットを見ていると、「アストロアンドガールズ」というスマホゲームの広告をよく目にします。
今はもう慣れましたが、はじめのうちは「アストロガンガールズ」と空目して、「アストロガンガー」が美少女系ゲームとして復活したのかと思いました。
「アストロガンガー」をご存じない方が、もしかしたら、万が一、いらっしゃるかもしれないので一応念のために説明します。
「アストロガンガー」とは1972年(昭和47年)から1973年(昭和48年)にかけて放送されていた巨大ロボットアニメで、あの超有名な「マジンガーZ」の2カ月前にスタートした作品です。
巨大ロボットとはいうものの、生きた金属でできていて、意思を持っているので、厳密にはロボットというよりヒーローです。それが主人公のカンタロー少年と融合して活躍するお話。今で言うと「ユニコーンガンダム」みたいなものです。違う?
しかし、リアルロボットの最先端であるユニコーンガンダムが、日本の最初期のファンタジーロボットものに近づいているというのは、興味深い現象です。
それはさておき。
私自身は、アストロガンガーをリアタイで観ていた記憶がありません。なにせ2歳ですから。ただ、物心ついてから、父親がアストロガンガーの顔をチラシの裏などによく描いてくれたことを覚えています。私から描いてくれとねだったのか、我ながら上手く描けるなと思った父親の自己満足だったのかはわかりません。その点から想像するに、記憶にはなくても、2歳児の私はリアタイで観ていたのでしょう。記憶にあるのは、水木一郎アニキの歌う主題歌のサビだけ。
ガンガー ガンガー アストロガンガー
さらに、私の実家には、アストロガンガーの絵柄がプリントされた、アルマイトでできた楕円形の弁当箱が、いまだにとってあります。この弁当箱は、小学校低学年頃まで使っていた記憶があります。この弁当箱を見ると、紅白のウインナーと卵焼きが思い出されます。
Wikipedia情報によれば、この「アストロガンガー」を手掛けたスタッフは、のちに”あの”「チャージマン研」に携わったそうで、様々な類似性が見られるとのこと。確かに絵柄とかチャー研寄りかも。ていうより、チャー研のほうがアストロガンガー寄りと言うべきでしょうか。
オリジナリティあふれる作品ではあるにもかかわらず、巨大ロボットアニメの系譜において触れられることはなかなかありませんが、マジンガーZをはじめとする巨大ロボットものの効果音(足音、咆哮、ビームなど)は、この作品から始まったということです。
さらにWikipediaには気になる記述が。
この作品は、企画段階では「少年がヘリコプターのような乗り物で巨大ロボットに合体して操縦する」という設定になっていた。
マジンガーZですやん!
しかしこの案は却下され、流行りの変身ヒーロー的な設定に変更されたとのこと。
巨大ロボットアニメの黎明期を彩りながら、ほとんど顧みられることのない「アストロガンガー」。Amazonプライムで観られるので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。ていうか自分が観たい。
あと、アストロガンガーが美少女化されたやつも観てみたい。CV:飯塚昭三さんで。
5PRO CARBOTIX アストロガンガー ライブメタルVer. 全高約230mm 塗装済み 可動 フィギュア
- 出版社/メーカー: メディコム・トイ(MEDICOM TOY)
- 発売日: 2018/09/12
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る