息子氏が、ちょっと自転車に乗れるようになったと思って、調子に乗って毎日のように自転車に乗りたがる。
しかし、いつ飽きてしまうかわからないので、乗りたい気分のうちになるべく自転車をマスターしてもらおうと、できる限り息子氏の自転車に付き合うことにしている。
今日は家族そろって休日だったので、河川敷のサイクリングロードへ出かけた。一宮市の北部の木曽川河畔にある、木曾三川公園のひとつ、「138タワーパーク」でレンタサイクルを借りて、のんびりサイクリングを楽しんだ。
天気は曇り。時折太陽が顔をのぞかせる程度で、そこそこ強めの風が吹き、暑くもなく寒くもない、ちょうどいい気候だった。
河川敷には、公園として整備されているエリアとは別に、ほぼ手つかずの原生林の中を通るルートもあり、なかなかに野趣あふれるサイクリングである。
写真は、各務原市の「かさだ広場」から入れるコースで、道が複雑に絡み合った迷路のようなサイクリングコース。舗装した時期がまちまちなのか、舗装の色が赤だったりベージュだったり黒だったり。適当に走っていると本当に迷いそう。
堤防コースを走っていると、そこかしこからウグイスの鳴き声が聞こえる。竹藪の中を通るコースでは、密生した竹が、風にあおられて互いにぶつかり合い、カラカラいう音がする。河のすぐそばを走るコースでは、せせらぎの音が聞こえてきた。
新緑の濃い香りが、風に乗って流れてくる。落ち葉を踏みながら走っていると、何かの樹の種をつけた綿毛が飛んできたり、羽虫が顔に当たったり。久しぶりに、自然の空気を満喫した。
後半は、空全体が曇ってきて、風も強くなったので、雨が降るかと心配したが、最後まで雨には降られず、無事にスタート地点まで帰ることができた。
あまりの気持ちよさに、調子に乗って走っていたら、脚に疲労がたまったようで、自転車を降りて歩いたら膝がガクガクした。息子氏も、思う存分長距離サイクリングができて、満足したようだ。
脚は疲れたが、息子氏は満足し、私もストレス発散になって、久々に有意義な一日だった。明日はたぶん筋肉痛。仕事に影響しなければいいが。今夜はぐっすり眠れそうだ。