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『ダンベル何キロ持てる?』に続く筋肉変態ロマン『旗揚!けものみち』雑感

hataage-kemonomichi.com

 とりあえず「またヤベェの始まっちまったな」と思いました。

 ”異世界転生もの”のテンプレを借りながら、その実、変態ケモナー筋肉マンを主人公に据えた、率直に言ってイカれた話です。

 予告映像でも流れていましたが、転生先で主人公を召還した姫様にジャーマンスープレックスホールドを決めてしまいます。しかもきっちり3カウント。

 予告では投げる直前までの映像しか出ていなかったので、本編ではすんでのところで投げないんだろうなと思っていましたが、まさかのマジ投げ。あんなの本当に素人がやられたら、そこそこの確率で死にます。

 さらに、街へ逃げたところ、たまたま出会った用心棒的なオオカミケモナーの強面お兄さんを”手籠め”にしてしまいます。

 強いけど変態。強いけどアホ。それがこの物語の主人公、覆面レスラー”ケモナーマスク”こと柴田源蔵です。主人公がボケ役、という物語は数あれど、このボケ役はなかなかの曲者。

 転生先の異世界は、定番のRPGのような世界設定で、現世では伝説としてのみ存在する獣人や魔獣が普通に存在しています。それらすべてを「けもの」として愛でていこう、という強い意志と夢を持っている源蔵。果たして彼の夢は異世界で受け入れられるのか?

 第1話のサブタイトルは「レスラー×召喚」。予告で見た第2話のサブタイは「クエスト×魔獣殺し」。ああ、そういう感じなんだ。これ、いわゆる”カップリング”の記号ですよね?

 直接的な表現は抑えているものの、明らかにエロ路線も並走しようという腹積もりの演出が、随所に盛り込まれています。しかも人間だけでなく、当然のようにケモノたちもエロ路線の中に組み込まれているという構造。そもそも主人公のリングネームが「ケモナーマスク」ですからね。

 調べてみると、このアニメの原作が連載スタートした年の夏、海外ではこんな事件が起きていたそうです。

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 私も大好きなスプラトゥーンの世界で、こんな騒動が持ち上がっていたとは。しかもコトはゲームの中だけではなく、実世界でも大きな運動に繋がっていたようです。

 日本でのケモナー界隈の事情は知りませんが、海外でファーリーと呼ばれるケモノ愛好者は、かなり分厚い層になっているようです。そのうち、LGBTにF(FURRIES)が含まれるようになるんでしょうか。

 第1話のラスト、居酒屋でケルベロス退治の祝杯を挙げる主人公と仲間。その席に、いつの間にか参加していたアリ型人間。上の記事中では、擬人化されたイカはケモノに含まれるのか?という疑問が出されていましたが、アリはどうなんでしょうか。だけどイカもアリも毛が生えてないから、ケモノとは呼べませんよね?いやアリは生えてるのかな?でもフサフサしてませんよね。

 あのアリ、2話以降も出るのかなぁ。たぶん出ないな。

 いずれにしろ、こういうバカげたアニメは大好きなので、最後まで観ると思います。

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