前回のあらすじ高校生の時に買ってもらったPC-8801Mk-IIFRで遊び倒した俺はファルコムのRPGや大戦略などにハマったのだった以上。
さて今回はハマったゲーム紹介パート2です。
高校を卒業し、就職した私は仕事の忙しさもありパソコンから徐々に遠ざかっていきました。すでに8ビットパソコンの時代は終わり、自分で稼いだ給料で新しいPC-8801MC(時代を先取りしたCD-ROMドライブ搭載、実質最後のPC-88シリーズ)を買ったものの、ほとんどそれまでに溜めたゲーム資産を使いまわすだけの代物で、CD-ROMドライブも宝の持ち腐れでした。
それから数年、パソコンからすっかり離れていた私は、新しい職場で出会った同僚とパソコンの話題で盛り上がったことから、再びパソコンを趣味として始めました。そこで買ったのが初めての16ビットパソコン、PC-9801BXでした。Windows3.1が出る少し前だったので、OSはMS-DOSで、DOS-ShellというGUIモドキを使って作業していた記憶があります。
が、その時代のハマりゲームはPCよりむしろアーケードにありました。私をパソコンの世界に引き戻した同僚が、名古屋の上前津のゲーセンで、バーチャファイターを教えてくれたのです。
当時は最初のバージョンが出たところで、カクカクしたポリゴンが殺風景なグラウンドの上で闘うゲームでしたが、3Dの格闘ゲームは世界初で、私は人型ポリゴンモデルのリアルな動きにしびれました。ボタンとレバーの簡単操作で、ポリゴン人形が人間の動きさながらにパンチやキック、さらに必殺技を繰り出すその様子に、強烈な感動と興奮を覚えたものです。
適当にボタンを連打するだけで、連続技が繰り出せるので、初めて触った私のラウが、同僚のカゲマルをボコボコにしていました。渇いた声で「ハハハハ……」と笑いながらポーズを決める無表情なラウ。その時から、私はセガサターンでリリースされたものも含め、バーチャファイター3まで遊び続けることになります。
バーチャファイターから離れた後、アーケードでハマったゲームといえば『頭文字D ARCADE STAGE』です。会社の同僚からオススメされた読み始めた漫画『頭文字D』が人気となり、アニメ化されて、さらにアーケードゲームとなりました。
もともと漫画原作から入って、アニメも観ていたので、まぁ試しにやってみるかと思って始めたのが運の尽き。ガッツリハマりこんでしまい、仕事帰りに毎月100円玉を100枚以上使い込むようになりました。それでもガチ勢に比べたらほんのお遊びレベルですが。
地元の大きなゲーセンで開かれた、全国大会の地区予選なども見に行ったりしました。小学生がクッション持参でステージに登場したのには驚きました。
その他、バーチャやイニDほどではありませんが、クイズマジックアカデミーも短期間ではありますがハマったアーケードゲームです。
今回は、大人になってからハマったアーケードゲームの思い出をつづってきましたが、そういえば小学生の頃にもゲーセンでよく遊んだゲームがあったのを思い出しました。私のゲーム歴の本当のスタートはその時代にあったと言えるでしょう。
ということで、次回は子ども時代にさかのぼって、小学生当時のアーケードゲームについて書いてみようと思います。