最近、ひかりTVでカートゥーンネットワークを観ています。
去年までディズニーチャンネル一択だった息子氏が、とうとう飽きたのかカートゥーンネットワーク(CN)に鞍替えしたので、自動的に私も横目でCNを観ることになりました。
そこで毎日流れている「おかしなガムボール」という米英合作のナンセンスギャグアニメがあります。アニメ、クレイアニメ、実写、CGなど、様々な画像や映像を組み合わせて作られている、かなり変な作品で、日本のアニメでは見られないギャグセンスが新鮮に感じられます。
主人公はガムボールという水色の猫で、父親はピンクのうさぎ、母親はガムボールと同じ水色の猫、妹は父親と同じピンクのうさぎで、同居している親友なのかペットなのか弟なのかよくわからない存在がダーウィンで、こいつは金魚が進化して手足が生えたものです。主要な登場人物を見ただけでも、おかしな作品です。
ガムボールが通う学校の校長はメガネをかけた灰色のモリゾーで、担任の女性教師はチンパンジー、クラスメートにはサボテン、ハニワ、ふわふわしたやつ、雲、ゴースト、風船、実写の逆さくちびる?などがいます。
そのとあるエピソードで、妹のアナイスの友達が登場します。アナイスはまだ4歳ですが天才で、友達がいません。そのアナイスにも友達ができますが、ガムボールたちが盗み見した日記によると、どうやらその友達が人付き合いの苦手なアナイスを利用して、面倒なことや色々を押し付けているのではないかと疑うガムボールたち。
その友達がどんな奴なのか、学校へ見に行くガムボールたち。そこへアナイスと友達が登場します。なんか鳥っぽい形をしたオレンジ色の友達が登場しますが、私はその友達にどこか既視感を覚えました。
そう、その友達の容姿が、現在もEテレで放送されている「はなかっぱ」に出てきそうなキャラ造形なのです。出てきそうというより、若干はなかっぱに似ていると言えなくもない。
右がアナイス、左がその友達
もともと、ガムボールの家族以外は統一性のないキャラクターばかりが出てくる作品なので、それほど違和感はありません。ただ、息子氏が幼い頃、一緒にはなかっぱを見ていた私には、そのキャラだけ妙に親近感を覚えました。
なぜうさぎと猫が夫婦なのか、そしてなぜその子供がうさぎと猫に分かれているのか、あのカラフルなふわふわした生き物は何か、あの実写の口は誰なのか、風船が何度割れても復活するのはどういうわけか、いろいろと謎が多すぎる作品ですが、そんなことが気にならない……と言ったらウソになるけど、そのくらい面白い作品です。
近頃少し日本のアニメに飽きたところよ、Ah……というあなたにぜひおススメしたい作品です。