今期アニメ『BEM』を、毎週録画で観ています。
昨年、50周年を迎えた昭和の名作アニメ『妖怪人間ベム』を、現代風にアレンジした今作。「不気味なおじさん、おばさん、ガキ」だった3人組が、「怪しいおじさま、少女、少年」としてスタイリッシュにリメイクされています。
無国籍アニメだった昭和のベムを踏襲し、今作でも舞台は架空の国に存在する、架空の街を舞台にしています。主人公はもちろん妖怪人間の3人(匹?)なのですが、その目撃者として登場するのが、富裕層が住むアッパーサイドから、犯罪渦巻くアウトサイドへ赴任してきた若手の女性刑事ソニア。
第2話「LIAR」は、ベラが人間の姿になったときの、容姿の元になった少女の殺害事件を軸に、アッパーサイドのお嬢さま学園に通っていた少女と、その友人たちが絡む10年前の事件の真相に迫る、という内容。
ベラ自身、17歳の学生として普通の学校に通っています。住所不定で親もいないのにどうやって入学したんだろうとか細かいことは考えない。
殺害された少女の親友だったという女性と、当時のグループのリーダー格だった女性が登場し、事件の真相を匂わせたりします。
ベラもまた、自分のモデルとなった少女の死の真相を探るべく行動します。ベラがなぜその少女をモデルとしたのか、などの理由は、うっすら匂わせる程度でしか明かされません。
やがて、少女の親友だったという女性が黒幕だとわかるのですが、彼女に少女の殺害を依頼されたという「ボウリング男」が唐突に現れ、ベラに襲い掛かります。そのキャラデザインが、ちょっといきなり違和感ありすぎて頭がついていけません。公式ツイッターによると、その「ボウリング男」も妖怪の一種らしいです。
📺アニメ「#BEM」2話ゲスト妖怪📺
— アニメ「BEM」公式 (@newbem2019) July 18, 2019
👤#ボウリング男(CV:#松山鷹志)
Dr.リサイクルの改造手術により、自らを「ボウリングそのもの」にしてしまったヴィラン。元々プロボウラーを目指す純朴な青年。#妖怪人間ベム pic.twitter.com/e8Bv2PdOzb
いきなり巨大なボウリング玉を投げてくるその男は、右腕だけロボットのようになっていて、どこからかボールリターン(玉が出てくるアレです)を出してきて、巨大なボウリング玉をバカスカ投げてきます。
妖怪の姿になったベラは、あっさりボウリング男を退治するのですが、真相を確かめようと黒幕の女性の家に行った時には、その身勝手な動機に怒り狂い、第2形態に変身して危うく彼女を殺しそうになります。第2形態。そこへ駆けつけたベムが、ベラに電撃をおみまいして、気絶したところを連れ去ります。
そして翌日、何事もなかったかのように人間の姿で学校にいるベラ。ベラに思いを寄せる少年が、友達にバカにされているのを見て、彼に優しく接しようとします。今回の事件を通して、何か思うところがあった、ということでしょう。
それにしても、ボウリング男です。それまで描かれていた世界観に全くそぐわない、サイボーグ的なデザインかつ濃厚すぎるキャラ。劇中の会話からは、サイボーグ化した殺し屋としか思えませんが、妖怪なんですね。しかも人間の依頼を受けて殺しを請け負うという。彼だけ別世界のキャラクターに見えました。製作の遊び心、ということなんでしょうか。私にはちょっと理解できませんでしたが。
第1話に登場した水男のほうが、まだ妖怪らしいと思えます。どうやら、敵キャラとして登場する妖怪の背後には、彼らを生み出す黒幕がいるようです。まだOP映像でチラッと絵が出てくる程度で、どんな存在なのかは謎です。どのようにベムたちと関わってくるのか、今後の展開が待たれます。
ということで、ボウリング男の違和感がすごい、という話でした。
TVアニメ「BEM」オリジナルサウンドトラック OUTSIDE
- アーティスト: SOIL&“PIMP”SESSIONS
- 出版社/メーカー: FlyingDog
- 発売日: 2019/08/28
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る