今朝、会社に出勤し、駐車場に車を止めて外に出ると、聞き覚えのある鳥の鳴き声が聞こえてきました。
「ケェーッ、ケケケッ」
ケリです。駐車場は平らな芝生の土地で、周りには田んぼや畑がある地域なので、ケリがいてもおかしくありません。
しかし周りを見渡してもケリの姿は見えない。
私が住んでいるアパート周辺も田んぼが広がる土地で、たまに散歩に出かけると、田んぼの中にケリがいて、繁殖の時期などは本気で威嚇してきます。
激しく鳴きながら、こっちへ駆け寄ってきてバサバサッと少し跳びあがったりします。なかなかの勇猛さです。
その勇猛なケリの声はすれども姿は見えず。
すると、駐車場の横の道路を挟んだ向かいにある工場の屋根に、何羽もケリがいました。
ケリは飛んでいる時以外は地面にいる、というイメージがあって、屋根の上にいる姿を見るのは初めてでした。しかも工場の屋根なのでトタンのようにギザギザしていて歩きにくそうです。
鳴きかわすケリたちは、親子だったのでしょうか。
いつもお馴染みWikipediaで調べると、非繁殖期には小群で行動する、とあります。なるほどあれはケリの群れだったんだな。それにしても、高いところで群れているのは初めて見たので、妙な違和感がありました。
青空を背に、甲高く鳴きかわすケリたちの声が、涼しくなった秋空に突き抜けていくようでした。