心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

おばあちゃん地域猫フミちゃんの意外な一面

 地域猫フミちゃんの近況です。

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 私が車で出かけたり、帰宅したりするとき、どこからかやってくるフミちゃん。ちゅ~るを目当てに、植え込みや石垣の陰から、軽快なステップで登場します。さらに、以前は全く鳴き声を出さなかったのが、数カ月前からニャ~ニャ~言いながら近寄ってくるようになりました。警戒しながらおそるおそる近寄って来ていた頃を思うと、隔世の感があります。

 目も耳も、鼻も衰えているフミちゃんですが、軽やかに駆け寄ってくる姿を見ると、まだまだ足腰は大丈夫なようです。とはいえ、もうすっかりおばあちゃん猫なので、いつ弱ってくるかわかりません。そう思いながら何年も付き合っていますが。

 先日、車から降りると、駐車場の真ん中あたりにテニスボールが転がっていました。他の車が帰ってきたとき、踏んづけたりするとマズいと思い、そのテニスボールをどかそうと思いました。

 ちょうど雨上がりで、手に傘を持っていたので、傘を逆さに持ち、よくおっさんがゴルフのスイングを真似するように、テニスボールを傘の柄ではじきました。駐車場の隅へと勢いよく転がっていくテニスボール。

 そこへ、転がるテニスボールに向かって素早く駆け寄る猫の姿が。なんとフミちゃんでした。

 どこからか車の音を聞きつけて、いつものようにちゅ~るをもらおうとやって来たのでしょう。ちょうどそこで、勢いよく転がるテニスボールを見て、思わず野生の本能が出て追いかけてしまったようです。

 いくら足腰は弱っていないと言っても、まさかあれだけ俊敏な走りを見せるとは、意外でした。もしかして、普段は弱っているフリをして、同情を買おうとしているのではないか?そんな疑いを抱いてしまうほどの俊足でした。

 そういえば、最近は涼しくなってきたためか、心なし毛並みがふさふさしてきたような……まさか、若返っている?

 長生きするのはいいけど、猫又にはなりませんように。

猫又と上手に暮らす法。 一 (一巻) (ねこぱんちコミックス)

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猫又とキャンパスライフ (メディアワークス文庫)

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