心は空気で出来ている

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「mamiのRADIかるコミュニケーション」10年ぶりの復活を聴いて

 先週の日曜日(9月22日)、東海ラジオで「mamiのRADIかるコミュニケーション」が10年ぶりに1時間枠の特番として復活しました。

 その日、私は仕事だったので、PCでラジコを録音し、後日聴きました。

 私がかの番組を聴いていたのは、たしか中学生の頃。前番組である「ラジオアニメック・決定!アニメ最前線」を聴いていた流れで、そのまま聴き始めたように記憶しています。

 中学を卒業する頃には聴かなくなっていましたが、高校に上がると、オタク友達が激しく勧めてきたので、再び聴き始めました。しかしそれも、ゲームに熱中するあまり徐々に聴かなくなっていきました。

 私が番組を聴いていたのは開始から数年あまりで、その後の全盛期とも言える時期にはすでにリスナーではなかったため、25年も続く長寿番組になっていたとは知りませんでした。

 そのため「10年ぶりの復活」と聞いて、あれ?と思いました。10年ぶりというと2009年まで放送されていたことになります。つい最近やん!

 私が聴いていたのが35年前ですから、それくらい古い感覚でいたのですが、実はその後20年以上も番組が続き、歴史を積み重ね、ほんの10年前まで放送が続いていたのだと知り、驚きとともに言い知れぬ感慨を覚えました。

 番組のオープニングで流れる、神谷明さんの台詞「お前はもう、聴いている」を35年ぶりに聴いて、熱心なリスナーではなかったにもかかわらず、懐かしさのあまり鳥肌が立ちました。

 小森まなみさんとミンキーヤスのさんの声も、私が聴いていた頃とほぼ変わらず、二人とも(結構いい歳のはずなのに)すごいなと思いました。さすが声のプロは違いますね。

 35年前、まだオタクという言葉も概念も存在しなかった時代、アニラジを聴きながらワクワクしていた中2の私は、間違いなくオタクだったのでしょう。

 2人の声を聴き、あの頃の純粋なワクワク感を思い出した私には、まだ少年の心が残っているということなのでしょうか。それとも、中2から35年経ってもあまり成長していないということなのでしょうか。

 部屋の電気を消して、布団の中で小さなラジカセから聴こえるラジオ番組を聴いていたあの頃から35年。さんじゅうごねんて。ヤバいな。もうそんな時間が経ってしまっていたんですか。そういえば、あれからいろいろあった気がするなぁ。過ぎてしまえば、夢幻のごとくなり、ですね。