公開当時、劇場へ観に行きました。今年は地上波でも放送されていましたので、録画して観ました。
端的に言って、そりゃまぁ素晴らしい作品です。とにかく素晴らしい作品なので、たくさんの方が、この作品の何がどう素晴らしいのか、詳しい感想記事を書いているでしょう。
なので、私はあえてそこをざっくり割愛します。もうね、素晴らしいことはわかりきってるんですから。公開から何年も経って、いまさら素人が小並感あふれる感想を書いたってしょうがない。
ひとつ録画を観て思ったのは、やっぱりあの空襲の爆音シーンはテレビじゃわからんよね、ということです。劇場での爆音はすさまじく、マジ空襲、と思いました。やっぱり小並感。
今回スポットを当てたいのは、作品に出てきた小道具2つ。
ひとつは、引き戸を内側から閉める、ネジ式の鍵。引き戸の真ん中にブラブラしてて、先がネジになっていて、それを突っ込んでネジを閉めると、引き戸が開かなくなるというタイプの鍵です。
あれ、子どもの頃に住んでた借家についてたんですよね。あれを見た瞬間、あまりの懐かしさに「はうっ」てなりました。でも今考えると、あの鍵って外からは絶対開けられませんよね。
もうひとつは、主人公のすずさんが、裁縫の時に使っていた道具。小学生の時に持っていた裁縫道具セットや、お袋の裁縫箱にも入っていましたが、どうやって使うものなのかも、名前すら知らなかったアレ。
アレをすずさんが使っているシーンを見て「アレはああやって使うものだったのかー!」と感動しました。
しかし名前はわからない。ネットで「裁縫道具 挟む」と検索したら出てきました。
名前は「かけはり」というそうです。子どもの頃、金属製でちょっとメカニカルなビジュアルのこの道具を、合体メカの一部になぞらえて遊んだ記憶があります。ギュイーン、ガシャン!
布を挟んで引っ張るための道具だったんですね。40年ぶりに判明したアレの名前と使い方。しかし、今の裁縫道具セットには入ってないでしょうねぇ。若い先生は見たこともないんじゃないかなぁ。
ということで、作品のすばらしさとはあまり関係ありませんが、懐かしい小道具に感動した、という話でした。
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