少し遅い時間の仕事帰り、フロスピックがもうすぐ無くなるのを思い出して、少し遠回りしてショッピングモールのダイソーに寄りました。
休日の昼間なんかはアホほど混雑する駐車場も、平日の夜ともなると、余裕で止められます。入り口近くのスペースに余裕で車を駐めて、余裕で歩きます。
すると、広い入り口の自動ドアの向こうから、巨乳のお姉さんが歩いてくるではないか!めっちゃ巨乳。もしかしたら、爆乳と言ってもいいくらいのボリュウム。そのお姉さんが、ウィーンと開いた自動ドアをくぐって、ボインボインと歩いてくる。いやほんとそんな擬音が聞こえてきそうなレベルでしたわ。
ヤバい!私はとっさに進路変更し、お姉さんが歩いてくるであろうコースを大きく避け、なるべく入り口の左側に寄った。あんなん間近ですれ違ったら、絶対見てまう!
本能的に右を向こうとする目と首を意志の力で固定し、真っすぐ前を見ながら、なんとか店内に入ることができました。いや~、危ない危ない。
さてダイソーは2階にあるのでエスカレーターで上がります。ダイソーへ向かう途中、エスカレーターの脇にあるガシャポンコーナーをチラチラ見ながら歩いていると、気になる商品が。
「聖戦士ダンバイン」
なんだって!?近寄ってよく見ると、まぎれもなくダンバイン。ガシャプラという小さな組み立てプラモらしい。これは気になる。ラインナップは、主人公ショウ・ザマが乗るダンバイン(水色)、ダンバイン・トカマク用(緑色)、ダンバイン・トッド用(紺色)、そしてOVAに登場するサーバインの4種。う~ん、このラインナップから選ぶなら、サーバインが欲しい。
もしあれば、ビルバインかドラムロが欲しかったんだけど。
200円か300円かな~と思ったら500円。ごひゃくえん?ごひゃくえんはちょっと高いなぁ。少し考えよう。
ダイソーで目的の買い物を済ませてから、再びガシャポンコーナーに戻る。悩む。こんな遅い時間に、ガシャポンコーナーの前で真剣に悩むおっさんの図。子連れのお母さんが、いぶかしげな眼差しをチラと向けて通り過ぎる。こんな時間に小さい子を連れ歩くなんて、おまえさんのほうがどうかしてるぜ。
よし決めた。小銭入れにちょうど100円玉が5枚待機している。やっちまえ!
カリカリ……カリカリ……ゴロン。出てきたのはダンバイン・トッド用(紺色)。ハズレかよぅ。でも仕方ない。こんな高いガシャポンは1回で十分。当たりが出るまで回すほどの資金力はない。
カプセルを開けると、パーツを小分けにした袋が2つ。名刺2枚分ほどの大きさの説明書が4つ折りにされて入っています。
カプセルに収納するため、普通のプラモなら1枚のランナーに収まるパーツが、小さなランナーに分けられていて、さらにそのランナーも2枚重ねになっています。これ金型どうなってんの?
と思ったら、2枚のランナーをプラモのように組み合わせてあるだけでした。だけ、と言ってもすごい工夫。こんな2枚重ねのランナーを一括成形する金型ってどういう構造なんだ?と思ったことは忘れよう。
この構造は、組み合わせるパーツが分かりやすい親切設計でもあるね。
親切設計に頼りながら組み立てよう、と思ったら、説明書の文字が細かい!パーツ番号の文字なんか、粟一粒くらいの大きさ。この喩え、わかります?粟って何年も見てないけど、たぶんこれくらいの大きさだったはず。昔飼ってたインコの餌に粟をあげてた。あの曲がったくちばしで、粟をクリクリクリクリ……って噛むんだよね。
話が逸れました。
文字が小さい。メガネを外して近づければ見えるけど、パーツを組み立てるのにメガネが必要。パーツを目から10cm以内に近づけないと、はめ合わせる場所(ホゾって言うの?)が見えないんです。尖った部分もあるパーツを、目の至近距離でいじくるのは少々恐ろしい。
そうだ!説明書をスキャナーで読み込んで拡大すればいいんじゃね?ということで、我が家の10年選手、ブラザーのMyMioに活躍してもらおう。奇しくも、ダンバインの主題歌を歌っていたのはMIOさん。今はMIQさんに改名してるけどね。頼むぞMyMio。
スキャナーはめったに使わないけど、普通に動いた。300dpiで読み込めば、画面いっぱいに広がる説明書。これでパーツ番号も楽々読めるぞ。
メガネをしたまま、PCのモニタを見て組み立てを進めます。
組み立て完了。所要時間は20分ほど。
最初に、足首のパーツがどうしても綺麗にはまらなくて、内側にあった成形バリらしき出っ張りをカッターで処理したら、うまくはまりました。
今回はちゃちゃっと素組みしただけなので、またヒマがあればきちんと接着&塗装でもしてみようかと思います。たぶん忘れるけど。