見てきたものや聞いたこと いままで覚えた全部
デタラメだったら面白い そんな気持ち分るでしょう
これを書いた後、心の奥でずーっとくすぶっているものがある。
自分は、人生というものを、何かものすごく根本的なとことで、勘違いしているんじゃないか、という考え。いや、考えというより、感覚。そういう感じ。
何か間違えている気がする。でもそれが何かはわからない。何をどう間違えているのかはわからない。
とにかく、自分がこれまで生きてきた中で、当然のこととして受け入れてきた世界観、価値観、そういったものが、もしかしたら全てまるっと勘違いなのかもしれない、という感覚。
でもこれはあくまで感覚なので、勘違いという表現は違うのかもしれない。勘違いしている、という考え自体も勘違いなのかもしれない。堂々めぐり。
言葉で表現できるほど単純な感覚ではない。
あるいは逆に、単純すぎて言葉では表現できない、ということかもしれない。
その感覚に意識を集中すると、もうちょっと、あとちょっとで何かがひらめきそうな、何かがわかりそうな感じがする。もしそれがわかったら、世界がどっと自分の中に押し寄せてきそうな予感。
勘違いという障壁がなくなることで、世界をまるごと、ありのままに、歪みなく知覚することになるかもしれない、という予感。
もしそうなったら、自分の意識も肉体も、その知覚に耐えられないかもしれない、という予感。期待と恐怖の予感。
全部予感。本当はどうなるかわからない。その予感すら勘違いかもしれない。
ただ、その予感がどういう意味を持っているのかはわからないが、予感そのものは実際に感覚としてある。
こんな時、自分の語彙力の弱さに打ちひしがれる。心の中にある、何らかの圧倒的な感覚に対して、いかに貧弱な表現しか持ち合わせていないことか。
この勘違いが解消されたら、自分の人生は、自分もろとも完全にひっくり返ることになる。そんな感覚がある。この認識はおそらく間違っていない。正解ではないかもしれないが、少なくとも勘違いではないはずだ。
もしかしたら、全部春のせいかもしれないな。
毎年、春になると頭がおかしくなるから。
てなわけで、本日はこれにてお粗末なのだ。
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