明日は散る 誰のためでもないわ
アナタの為だけに 生きなさい
偉そうなタイトルだけど、帰宅途中に車の中で閃いたことなので、気楽に読んでほしい。言い換えれば、期待はしないでほしい。自分に向けた独り言だ。
自分自身、社会に出てからずっと迷ったり迷わなかったり、目標を持ったり挫折したり、がむしゃらに突き進んだり、流されたりして生きてきた。
今は、子どもを育てること、家族を維持することに精いっぱいで、とにかく日々を乗り切ることしか頭にない。
それでも、やはり先々のことは考えねばならず、自分の仕事や今後の身の振り方についてあれこれ思い悩むこともある。いや、思い悩むっていうほどではないかもしれない。たまにボンヤリ考える程度かも。あれこれ考えたところで、一寸先は闇しかないから。
先日、久々に悟りが開けて、心が晴々とした余韻がまだ残っていて、少し意識を集中すると、光が見えたりする。光が見えるっていうのはあくまで喩えで。頭が冴えるとか、心の透明度が増す、みたいな感じ。
そんな自分も、先が見えないと言いつつ、若いころからずっと夢見ていたことがあって、それはぼんやりとだけど心の隅に一定の場所を作っている。簡単に言えば、自分の能力を思う存分発揮して、何か創造的な仕事をしたい、というありがちな夢。
それも、日常に流されて怠惰な日々を送るうち、何も努力せず、何も積み重ねることなく、夢のたもとにつま先をかけるほどのこともなく、この歳までやってきた。ぼんやりした夢に対して、一体自分は何をしてきたのだろうと思うほかない。
何か、はっきりした目標がつかめれば。それに向かって、わき目も振らずに邁進できるような道が見つかれば。具体的に、これがしたいという夢が見つかれば。そんなことを思ったりもした。しかし結局何も見つからず、何がしたいのかわからないまま、人生をうろついてきた。
今日、それが間違った考え方だと、突然わかった。わかった気がした。
自分がこれまで迷ってきたのは、夢が、目標が、道が見つからなかったからではない。それを探して迷っていたからだ。
なぜ人生に迷うのか。迷っているから迷うのだ。迷わなければ迷わないのだ。
何を言っているのかと思うだろう。でも、そうとしか言いようがない。
自分には、そもそも人生をかけた夢や目標というものがない。あればいいなと思っていたが、ないのだ。ないものを探しているから迷う。ないものを探していても、見つかるはずがない。自分が何を探しているのか、自分でもわかっていないのだから、迷って当然なのだ。
人生をかけた夢や目標、仕事、趣味などを持った誰かへの憧れ、そういう人生への羨望が、自分の人生を歩むことを忘れさせてしまう。誰かのような人生を歩みたいと思っていたら、自分の人生を歩むことはできない。
夢があろうがなかろうが、自分は自分以外の人生を生きられない。夢や目標がなくても、自分は生きていけるし、生きてていい。自分の人生は、自分にしか生きられない。自分の道は、自分でしか歩けない。自分だけの人生だから、自分だけの道だから、迷うはずがない。迷いようがない。他人の道を辿ろうとするから迷うのだ。
自分の、自分による、自分のための人生。いよっ、大統領!
自分がこの答えに辿り着いたのは、おそらく2度目だ。前回は、かれこれ30年近く前、1年余りのひきこもり時期から脱した時。あの時も、迷い過ぎて身動きがとれずにいた。そしてこの答えに辿り着き、社会復帰できたのだった。そうしてまた、いつの間にか自分の道を離れ、迷っていた。
自分がいかに成長しないものか、50近くになってまた思い知った。30年かけて、ぐるっと一周して、戻ってきた。
迷うのをやめて、自分に立ち返ればいい。ただそれだけのことなんだ。
ということで、本日はこれにてお粗末。
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