心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

夏休み、YouTubeをダラダラ観たい息子氏との駆け引きが幕を開け、すぐに閉じた

ゆっくりがいっぱい!

 ウチは共働きなので、平日の昼間は学童保育で児童館に預けています。

 問題は、嫁さんも休みになる土日。朝ごはんを食べ終わると、さっそく「YouTube見たい」と言い出します。そんな朝早くからYouTubeなんて見せたくありません。その日に消化するべき夏休みの宿題を終わらせてから、という条件付きで、YouTubeを許可します。

 しかし、観始めると何時間でも飽きずに観てしまうので、1度に観ていいのは1時間まで、という約束をするのですが、面白い動画(私が観ても何が面白いのかよくわかりませんが)の途中で止めさせようとすると、ひと悶着起こります。

 息子氏が動画を観ておとなしくしている間、嫁さんや私も自分の好きな本を読んだり、スマホをいじったりと、自分の時間が作れるので、ついつい約束の時間を忘れてしまうこともあります。気がつくと2時間くらい経っていて、慌てて止めさせたりすると、さらにひと悶着。面倒なことこの上ない。

 そこで思いついたのが、パソコンを使う時間を自動的に管理する仕組み。一度、マイクロソフトのアカウントサービスで、子どもの使用時間を制限する、という機能を設定してみたのですが、全く機能しませんでした。

 ならば自前で策を練るしかありません。ニンテンドースイッチには、「みまもり機能」というものがあって、1日に遊べる時間を決めたり、ちゃんと時間内に終わったか、今月は何日スイッチで遊んだか、という集計も見られるスマホアプリがあります。

 そこにヒントを得て考えました。Windowsの標準機能であるタスクスケジューラに、自動でサインアウトするスクリプトを登録すればいいではないか。

 しかし時間が来たらいきなりサインアウト、というのでは、動画視聴の途中でぶち切られることになり、息子氏も納得できないでしょう。事前のお知らせが必要です。

 それで、小さなメッセージボックスを表示して、その5分後にサインアウトする、という仕様にしました。あらかじめお知らせしておけば、息子氏も心の準備ができるでしょう。

 さらに、ただメッセージボックスを表示するだけではつまらないので、「ゆっくりボイス」でお知らせの音声を流すことにしました。YouTubeの動画を観まくっている息子氏には、ゆっくりボイスがウケると考えてのことです。

 ゆっくりボイスを作る「Softalk」で、息子氏の大好きなYouTubeチャンネル「ゴウキ」のナレーションみたいな声を作りました。

 「ぁああぁ、もうすぐサインアウトするよぉおぉ」っていうやつ。

 これらの動作をVBスクリプトファイルに書いて、タスクマネージャに登録するだけの簡単なお仕事。サインインしてから55分後にスクリプトが起動するように設定しました。

 これで、息子氏のYouTube視聴時間を自動的に制限でき、親子の無駄な確執も防げるというものです。めでたしめでたし。

 ちなみに、今回の使用制限を実現するために参考にしたサイトは、以下の通りです。

WSH/タスクスケジューラで起動するVBScirptのMsgBox代替・WScript.Shell.Popup - Windowsと暮らす

VBScript - アラーム代わりに使用したWavサウンドの画面を閉じるには?|teratail

【SofTalkの使い方】ゆっくりボイスにアクセントをつける方法(調声のやり方) | 創作日和

ゴウキ/Gouki BOOK - YouTube

Windows自動処理のための WSHプログラミングガイド 増補改訂版

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