衝動的と知って 其の誘惑を振り切って
ようやく立ち止まって 偽りの身と知る
今の勤め先は社食があって、昼食はいつもそこで食べています。
社食なのでいろんな部署の人が来ていて、ほとんど知らない人ばかりです。
明確なルールはありませんが、各テーブルはなんとなく部署ごとに分かれていて、だいたい座る位置が決まっています。
私が働いている部署には女性がいないので、会社で女性を見る機会があるのは唯一、昼の食堂です。食堂に来る女性は全員他部署の人なので、全員名前を知りません。
ランチの載ったトレイを持って、私が座る席の前を横切っていく女性を眺めながら、この人は芸能人の誰かに似ている、あの有名人に似ている、などと思うと、私の中でその女性に対するあだ名が勝手につけられます。
主だったメンバーは以下のとおり。()内は似ている人。
・アレックス(アレキサンダー大王の絵)
・細木先生(細木数子)
・カラ(韓国のアイドルっぽい)
・リン(『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の凜雪鴉(リンセツア))
錚々たるメンバーの中、ずっと前から、誰かに似ていると思いつつ、それが誰なのか思い出せない人がいました。色白で、ひょろりとしていて、凹凸の乏しい顔立ち。間違いなく、私が知っている中の誰かに似ている。でも、誰なのかわからない。食堂でその人を見かけるたび、そんなもどかしい気持ちを覚えていました。
それが今日、また食堂でその人を見た時、ひらめいたのです。
その人が、誰に似ていると思ったのか、わかったのです。
わかってしまった。
……ごめんなさい。
あなたは今日からピンメンです。
女性にこんなあだ名をつけるのは失礼極まりないと知りつつも、似ていると思ってしまったら最後。もうピンメンにしか見えない。
『ピンメン』というのは、20年くらい前に一部で人気の出たCGアニメ作品です。「ピンメン」で検索すれば画像は出てくるので、どんな顔か知りたい方は各自で調べてください。
このあだ名リストは私だけのもの。社内の誰にも言いません。
ちなみに男性には興味がないので、誰に似ているとか考えたこともありません。
また明日も、食堂で密かに女性たちをあだ名で識別するのです。
誰にも言わないんだから、いいよね?答えは聞いてない!
では、本日もお粗末様でした。
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