観てきました。毎度のことですが、ざっくり感想というか気づいたことを。
ガンガンネタバレしますのでご注意ください。
さて冒頭、悪夢から覚めて異なる世界線に迷い込んだ飛電或人は、周りがヒューマギアだらけなことに気づきます。そして学校で学ぶ児童や先生までもがヒューマギア。教室で子どもヒューマギアを相手に授業をしている教師ヒューマギアの俳優さん、どっかで見たことあるなぁ……と思ったら、トッキュウ6号でした。
2014年のスーパー戦隊『烈車戦隊トッキュウジャー』に登場する追加戦士です。息子氏がスーパー戦隊にハマった最初の作品で、息子氏が特撮おもちゃ沼に入り込むきっかけとなる作品でした。ただ、息子氏がスーパー戦隊にハマったのはこのトッキュウジャーが最初で最後。この後仮面ライダーゴーストに移行し、今に至るというわけです。
歴史が変わり、すでにヒューマギアが人類を滅亡に追い込んでいる世界。歴史が変わっている?となればどうせヤツが絡んでくるに違いありません。そう、仮面ライダージオウです。
最終回で平和な世界を作り上げ、普通の高校生として生活する常盤ソウゴやゲイツ、ツクヨミたちの元に、再びウォズが現れ、彼らの記憶を呼び覚まします。そして、それぞれの作品ごとに分かれているはずの仮面ライダーの世界が、再びひとつに融合しようとしているらしい、と語ります。またその話ぶり返す?
そして、生駒里奈演じる、いかにも悪そうなタイムジャッカーが現れ、仮面ライダーはもともと悪の存在だ!と言って、ジオウから奪った仮面ライダーの力を悪用して世界を混乱に陥れようとしますが、ゼロワンとジオウたちに阻止されます。タイムジャッカーって何なんでしょうね。生駒ちゃんは個人的に活動しているようでしたけど、背後に何かあるんでしょうか。
さて、或人のお父さんであるヒューマギアの其雄(それお)が、改変された過去で仮面ライダー1型(イチガタ)に変身するのですが、デザインが仮面ライダー1号っぽくてかっちょいいです。クロックアップしたみたいに動きが速い。
改変された歴史を戻すには、過去に戻って改変のきっかけとなった出来事を防ぐしかない!というわけで或人とソウゴたちは2007年にタイムリープします。
2007年?ということはまさか再び電王が……?と思ったけど、さすがにもう出てきませんでした。ここでまた電王が出てきたら、1時間半の尺に話が収まりませんわな。
あと最後に、ザイアの社長が変身したのであろう仮面ライダーがちらっと登場して話は終わりました。明日からのテレビシリーズに登場するんでしょう。
そういったわけで、ゼロワンは昭和~平成に続く仮面ライダーの歴史を受け継ぐ存在ではなく、新しい時代の新しい仮面ライダーなのだよ!というメッセージが込められていたような気がする本作品。或人の「仮面ライダーに原点も頂点もない!」という台詞に、その思いが表現されているのではないでしょうか。いや頂点はともかく原点はあるでしょ、と思ったけど。
映画を観終わって、『仮面ライダーゼロワン』は、後世でどのように評価されるんだろうか、なんてことを思いました。
こちらからは以上です。