今日は仕事が休みでした。
午前中は録画したテレビ番組を消化しました。
『ダークサイドミステリー「緊急報告!“死の山”ディアトロフ峠事件」』、『ダンベル何キロ持てる?』、『PSYCO-PASS』、『仮面ライダーゼロワン』など。
コーヒーをすすりながら、ダラダラと過ごす休日。
気がつけば、もう昼時。しかし食べるものがありません。牛乳も切れそうなことだし、買い出しついでに昼飯も調達しようと、外出の準備を始めました。
顔を洗い、ひげを剃り、頭髪の量を気にしながら櫛を入れ、歯を磨きます。
Tシャツに短パンという、布団から出たままの恰好から着替え、車のキーを取ろうとした時、ふいに外の空気が……というよりは、外の気配が部屋の中まで浸透しているのに気がつきました。
あるいは、部屋の中ではなく、私の意識に浸透していたのかもしれません。
部屋の中から見えるのは、カーテンを通る空の光のみ。
しかし、私の意識に入ってきたのは、単に目で見える光だけではなく、部屋の外の空気が持つ気配、匂いでも温度でもない感覚でした。
秋が来たんだな、と感じました。台風が過ぎて以来、真夏より暑いのではないかと思うほどの残暑が続きましたが、今日になって突然、秋がやって来ました。あるいは、うっすらと漂っていた秋の気配が、急にその輪郭をはっきりと表してきたような。
外に出ると、日差しはまだまだ暑いものの、風には涼しさがあり、空気に熱がこもっている感じがしません。
こんな時に聴きたくなるのは、陽水か、達郎か、それともサザンか。
それよりも、静かに浸透してくるこの秋の気配に、耳を傾けたほうがいいような気もします。