世の中かわっているんだよ
人の心もかわるのさ
今日、またもや仕事中に仕事以外のことをぼんやり考えていたら、ふっとそんなことを思いました。
いろんなことをぼんやり考えていたら、自分の頭は常に何かを考えていて、うるさいことに気がつきました。ひとつのことに考えを集中できません。
あることについて考えていたら、その考えの途中で他のことに意識が移り、連想ゲームのように次から次へと考えが移り変わり、最初に考えていたこととはかけ離れたことを考えています。そもそも、最初に何を考えていたのか思い出せないくらい遠ざかっていることもしばしばです。
今、私にとって一番大きな問題は、お金のことです。だからしょっちゅうお金のことを考えているのですが、すぐに他のことに考えが移ってしまう。どうしたらお金を作ることができるだろうかと考えていたら、いつの間にかマンガのことを考えていたりします。
連想ゲームを逆にたどって、今自分が考えていることを遡っていくと、最初の考えのきっかけは、誰かが言った言葉だったり、どこかで見た絵だったり、聞いた音楽だったりします。あるいはそれらをきっかけに思い出したことだったりもします。
つまり、いつも何かの刺激をきっかけにして、考えが始まるのです。いわゆるイベントドリブンです。何の刺激も受けずに、自発的に考えが始まることはありません。
要するに何が言いたいかというと、考えるということは、それ自体に何の根拠も持たないということです。たまたま受けた刺激に応じて連想ゲームが始まるだけなのですから。
もちろん、ひとつのことを突き詰めて考えられる人の思考はまた別ですけど、私はすぐに横道にそれるので、思考そのものの信頼性がものすごく低い。横道脇道回り道ばかりで、ひとつのことに集中して取り組むことができません。まさに私の人生そのもの。
私は、自分が考えていることには、ある程度の根拠があるはずだと、なんとなく思い込んでいたのでしょう。しかし、それがふっと揺らいで、なんだか全部が怪しくなってきました。
私が考えることには、何の根拠も、正当性も、信頼性もないのではないか。全部が口から出まかせ(出ていませんが)の嘘ばかりなんじゃないか。自分の考えること全部が、信じるに値しないものなのではないか、という考えが湧いてきました。
自分の考えは信じるに値しないという考え。これもまたひとつの考えであり、信じるに値しないというのなら、私は一体何を信じればいいのでしょうか。
いやぁ、これでは何も信じられないなぁ。困ったぞ。
という話でした。
- 作者: ロバート・ディルツ,Robert Dilts,ティム・ハルボム,スージー・スミス,横井勝美
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