心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

最近、ブコメの劣化が激しい

活動家一丁あがり!  社会にモノ言うはじめの一歩 (NHK出版新書)

 私は「はてなブックマーク」のブクマカとしても活動している。ブクマ活動家である。活動といっても単なる暇つぶしである。

 いつの間にかブクマカを始めて、何年か経ったが、2年ほど前から、ブックマークに対するコメント、いわゆるブコメの文体が変わってきた。

 ブコメを書く時、空気を読みたい派の私は、だいたい他のユーザーのコメントをざっと見渡してから、自分のコメント内容を決める。ブクマ対象の記事を読んで、自分が思ったことをそのまま書くことがほとんどだが、内容がセンシティブな場合は、他のユーザーのコメントをざっと見渡して、場の空気に合わせたコメントをするという、いやらしいブクマカなのだ。

 そうすると、他のユーザーのブコメを参考にしつつ、自分の考えを紛れ込ませるスタイルになるので、ブコメの文体が、その他大勢のコメントに自然と寄っていく。言葉選びや言い回しが、どこかで見たようなものに落ち着いていくのだ。

 この変化は、自分自身、あまり好ましく思っていない。

 他人のコメントを、継ぎ接ぎして作ったような、無味乾燥なコメントしか書けないからだ。

 一応、他人のコメントを継ぎ接ぎしながら、そこに自分の考えを乗せてはいる。しかし、そんなコメントは自分で読み返しても、全く面白くない。

 最近は、ズヴァリツッコめるようなエントリーや増田が、ホッテントリに上がってこないこともあり、なかなかスターがもらえない。ちょっと前までは、わりとコンスタントにブコメが小さくヒットして、毎日のように数十個のスターをもらえていたのが、今では1日数個しかもらえない。スターが100個を超えるヒットブコメも久しく出ていない。このところ、急速に自分のブコメが劣化していくのを感じている。

 もっと、空気を読まずに、自分が思ったこと、感じたことをそのままブコメにしたいのだが、いつの間にか空気を読む癖がついてしまって、ついつい自分のブコメを書く前に、コメント一覧を見てしまう。

 このままではいけない。他人のブコメに感心して、スターをつけてる場合じゃない。もっと自分のブコメを磨いていかなければ。自分の心の声を、ストレートにブコメに乗せたい。

 と言っても、単なる暇つぶしなんですけどね。

超 暇つぶし図鑑

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