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【ラジオ番組】上坂すみれの(ハート)をつければかわいかろう【ゲルドルバ】

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 花も恥じらう小娘に 無慈悲なリボンを添えてやろう

 久しぶりにラジオ番組のネタです。

 今回は『上坂すみれの♡(はーと)をつければかわいかろう』。声優で歌手の上坂すみれが、妙なテンションでトークを繰り出す30分番組です。

 この地域では毎週日曜日の夜10時30分から東海ラジオで放送していますが、私はradikoプレミアムを駆使して、毎週土曜の深夜に文化放送で聴いて、いや録音して、通勤時の車中で聴いています。

 先週の土曜日(5日)の放送分を聴いていたら、上坂すみれの「思い出すだけで元気が出る言葉」として「ゲルドルバ」を挙げていました。「ゲルドルバの”ゲ”は元気の”ゲ”」だそうです。

 「ゲルドルバ」というのは、初代機動戦士ガンダムの中で、スペースコロニーを改造した巨大なレーザー砲を撃つ時に、ゲルドルバ照準に合わせたという故事から来ています。故事?

 説明になってませんね。実はこのゲルドルバ、ガンダムファンの間でも放送以来30年近く謎でした。ゲルドルバに照準を合わせるというようなセリフは何度か出てくるものの、ゲルドルバって具体的に何を指すのかが、作品中で語られないからです。

 しかし、安彦良和先生のマンガ『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』で、どちらもジオン公国の宇宙要塞であるア・バオア・クーとソロモンを結ぶ直線のことを「ゲルドルバライン」と呼ぶのだということが明らかになりました。明らかになったけど、結局、語源とか語意はわからないですね。たぶん造語なんでしょう。

 このゲルドルバの話で、かつて職場の同僚だった、ファースト原理主義を標榜するガンダムオタクの人が、仲間内でハロゲンヒーターのことを「ゲルドルバ」と呼んでいる、と話していたのを思い出しました。

 ハロゲンヒーターとソーラ・レイ、見た目は全然違うけど、熱線を放射するというところに共通点があるので、わからなくもないです。じゃあなんで「ソーラ・レイ」って呼ばないんだとは思いますけどね。

 冬場、寒い部屋に入るとまず「う―寒っ、ゲルドルバ、ゲルドルバ」って、震えながらハロゲンヒーターのスイッチを入れるそうです。「こたつ、こたつ」とか「ストーブ、ストーブ」ってなぜか連呼するのと同じ原理ですね。

 うちは小さな石油ヒーターとストーブを使っているので、ゲルドルバはありません。もしあれば「ゲルドルバ」って呼んでみたい気もしますが、子どもがハロゲンヒーターをゲルドルバと間違って覚えてしまったら困るし。

 今年もあっという間に5月。最近は少々朝の冷え込みが戻ってきましたが、ゲルドルバの出番は次の冬までもうないでしょう。夏場のクーラーや扇風機に、ガンダム関係の名前で代用できるものないかなーと思ったけど、思いつきませんでした。ルストハリケーンマジンガーZだしな。

 ということで、今回はこれまで。ゲルドルバ!

 

第41話 光る宇宙

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ソーラ・レイ

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