どうも、呼んでくれた名前もうまく思い出せない、ごくまです。
このアイデアはずっと前に思いついてはみたものの、ぜんぜん膨らませられないネタです。だって難しいんだもん。
ある登場人物、あるいは人物に限定されませんが、とにかく人の記憶に残らない存在、というのがあったら面白そうだなと考えました。
例えばその存在が人物だった場合、実際に会っているその時は、その人のことを思い出せるし、その人に関連した出来事も思い出せるのですが、ひとたび別れてしまうと、その人に関することは何一つ思い出せない、という設定。
この傾向をさらに進めていくと、会っている時だけはその人のことを認識できるけど、別れた瞬間に何もかも忘れる。その人のことだけでなく、かつて会ったことも、その人にまつわる出来事も、全部忘れる。つまりハナっから記憶することさえできない、という設定になります。
こうなると、キャラクターとして成立するのかどうかも怪しくなってきます。本人以外の誰もその人のことを覚えられないから、どう話を組み立てるかを考えると、かなり難しそうな気がします。記憶されない存在と、他の登場人物との関係が成立しづらいですからね。ちゃんと真面目に考えてみないと、実際に難しいかどうかはわかりませんけども。
しかし世の中には数えきれないほどの映画や小説、漫画やアニメがあるので、このネタで作られた作品というのは既にあるのかもしれません。
そう思って調べてみたら、やっぱりありました。あったかー、あるわなぁ。
これこれ、こういう感じですよ。何かが起こっているんだけど、何かを起こしている存在についての記憶がないから、当事者にとっては謎が深まりまくる展開。面白そうですよね。
ということで、いいアイデアを思いついたと思ったら、すでに誰かがきっちり作品にしていた、というあるある話でした。
ではまた!
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