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【アイデア出し】記憶されることを拒絶する存在【思い出せない】

砂のオベリスク

砂のオベリスク

 

 どうも、呼んでくれた名前もうまく思い出せない、ごくまです。

 このアイデアはずっと前に思いついてはみたものの、ぜんぜん膨らませられないネタです。だって難しいんだもん。

 ある登場人物、あるいは人物に限定されませんが、とにかく人の記憶に残らない存在、というのがあったら面白そうだなと考えました。

 例えばその存在が人物だった場合、実際に会っているその時は、その人のことを思い出せるし、その人に関連した出来事も思い出せるのですが、ひとたび別れてしまうと、その人に関することは何一つ思い出せない、という設定。

 この傾向をさらに進めていくと、会っている時だけはその人のことを認識できるけど、別れた瞬間に何もかも忘れる。その人のことだけでなく、かつて会ったことも、その人にまつわる出来事も、全部忘れる。つまりハナっから記憶することさえできない、という設定になります。

 こうなると、キャラクターとして成立するのかどうかも怪しくなってきます。本人以外の誰もその人のことを覚えられないから、どう話を組み立てるかを考えると、かなり難しそうな気がします。記憶されない存在と、他の登場人物との関係が成立しづらいですからね。ちゃんと真面目に考えてみないと、実際に難しいかどうかはわかりませんけども。

 しかし世の中には数えきれないほどの映画や小説、漫画やアニメがあるので、このネタで作られた作品というのは既にあるのかもしれません。

 そう思って調べてみたら、やっぱりありました。あったかー、あるわなぁ。

books.google.co.jp

 これこれ、こういう感じですよ。何かが起こっているんだけど、何かを起こしている存在についての記憶がないから、当事者にとっては謎が深まりまくる展開。面白そうですよね。

 ということで、いいアイデアを思いついたと思ったら、すでに誰かがきっちり作品にしていた、というあるある話でした。

 ではまた!

 

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