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【映画鑑賞記】「SING/シング:ネクストステージ」【ネタバレなし】

sing-movie.jp

 観てきました。

 アマプラで1作目が配信されていて、それに息子氏がハマったため、久しぶりに家族で映画館へ行きました。

 私自身は、息子氏がアマプラで観ているのを横目でチラチラ観ていただけなので、正直なところ1作目のすべてを把握していたわけではありません。なんか楽しそうではあるな、という印象だけでした。

 今回の吹き替え版キャストには、あのB'zの稲葉浩志が加わるということで、物珍しさも手伝って、前のめりに鑑賞できました。

 今作は、前作に比べてバタバタと忙しく物語が展開します。しっとりじっくり見せるような場面は、ほとんどありませんでした。展開が少々強引だなと感じる場面もありました。

 そうして映画を観終わる頃に「なんだかこの強引な感じ、どこかで……」と思いついたのが、今まで息子氏とたくさん観てきた、日本の特撮ヒーロー作品でした。

 特撮ヒーロー作品の物語進行には

 「あ、ここは説明しないんだ……」

 とか

 「あ、このまま先に行っちゃうんだ……」

 と思うような展開がままあります。悪く言えば”ご都合主義”的な部分があるわけです。視聴者である子どもを飽きさせないためには、少々強引でも、物語を先へ先へと引っ張っていかなければならない、というのはあるでしょう。

 今回の「SING/シング:ネクストステージ」にも、それと似たような印象を持ちました。ただ、その強引な展開に合わせて新キャラを設計しているようなところもあり、無理のある展開とまでは感じませんでした。もともとドタバタ劇なので、それくらいは許容範囲とも言えるでしょう。

 クライマックスシーンでは(たぶん)「マダガスカル3」へのオマージュとも取れるカットがあったり、懐かしい楽曲が登場したり、子どもだけでなくお父さんお母さんにも十分楽しめる内容だと思いました。

 ということで「SING/シングネクストステージ」は全国の映画館で絶賛公開中です!