アマプラで観た。
ずいぶん前に観てみたいと思った記憶があるのだけど、アマプラのリストにあるのを見るまでずっと忘れていた。映画館に行くほど観たいわけでもないけど……という作品がアマプラに出てくると、サブスクのありがたみを感じる。
ギレルモ・デル・トロ監督のゴシックホラーで、20世紀初頭という時代設定。没落貴族と成金富豪の娘が恋に落ちてああだこうだする話。
ゴシックホラーというジャンルにはあまり興味がないのに、なんで観てみたいと思ったのか、ちょっと思い出せない。「パシフィックリム」のデルトロ監督だったからか、何か他に興味を惹かれる理由があったのかも。
没落貴族に嫁いだ娘が、嫁ぎ先のオンボロ城で起こる怪奇と、得体の知れない小姑に悩まされる。勢い余って結婚したのはいいが、旦那とその姉がとにかく怪しくて、何か隠していることは見え見え。オンボロ城にはおばけも出る。ゴシックホラーだからね。
因習に囚われた没落貴族っていう設定が、ちょっと日本的な、横溝正史とかそういう感じのアレを想起させる。
それでなんだかんだ怖いこととか、おぞましいこととかがあって、いや~怖かったですね、っていう話で終わるんだけど、これほんとに俺が観たいと思ってた映画か?という疑問が湧いた。
頭をひねってみたところ、ずいぶん前に観たいと思った映画は「クリムゾン・ピーク」じゃなくて「クリムゾン・リバー」だって気がついた。
そりゃそうだよね、そもそもゴシックホラーとか好きなジャンルってわけじゃないし、もっと中年俳優が何人も出てくる、サスペンス映画だったような気がしてたもん。いま調べたら主演はジャン・レノでフランス映画だったよ。
とんだ「クリムゾン」違いでしたわ。ていうか「クリムゾン」てつく映画多すぎない?