私より少し上の世代に刺さるはずの昭和歌謡「太陽がくれた季節」（青い三角定規）をネタにしてみた。
この曲は学校の合唱コンクールか何かで、上級生が歌っていた記憶がある。だから、リアルタイムでドラマ「飛び出せ！青春」を観ていなくても知っていた。テレビでもよく流れていた。
思えば、70年代は何かと言えば青春、猫も杓子も青春だったような気がする。なんでもかんでも「青春」てつけときゃ売れんだろ、みたいな空気感。ドラマも歌も映画も漫画もアニメも、とにかく青春。暑苦しい時代だったんだね。
暑苦しい青春といえば「ストップ！！ひばりくん」の梶先輩を思い出す。彼は70年代の青春の”嘘臭さ”を茶化したおふざけキャラで、少年だった私の心に強烈な印象を残した。
ひばりくんは80年代の漫画で、その頃には、70年代の暑苦しい青春を、冷めた目で見て鼻で笑うような空気があったと思う。血と汗と涙はもうあんまりウケない時代だった。
ともあれ、冬はおでんが食べたくなる。
