今期スタートの新アニメ、『ダンベル何キロ持てる?』を観ました。
女子高生が絡むコメディものはまず観ないのですが、「筋トレ」が主題となっている作品ということで、自身の筋トレモチベーションに貢献するかと思い、観てみることにしました。
主人公は、金髪色黒の女子高生が、食べ過ぎによる肥満を解消するべく、ひょんな手違いで筋トレをすることになる、というストーリー。キャッチコピーは「見るプロテイン!JK筋トレコメディー!!」です。
主人公は、どこにでもいそうな普通のぐうたらな女子高生・紗倉ひびき。開始早々から、商店街を歩きながらいろいろなおやつを食べまくります。そして、そのおやつのカロリーがいちいち表示されます。
一緒に歩いていた友人から、太ったことを指摘されたひびきは、ダイエットを考え始めます。そこでナレーションが入るのですが、担当は玄田哲章さん。ここ、笑うとこです。玄田哲章さんと言えば、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えでおなじみ。アーノルド・シュワルツェネッガーと言えば、筋肉でおなじみ。ボディビルの元世界チャンプですからね。
さらに、この番組製作に協力しているゴールドジムは、シュワルツェネッガーの主演映画『パンピング・アイアン』の舞台として有名になり、ボディビルを世界に広めたと言われています。日本にもたくさん支店があるので、街中で看板やロゴを見た方もいるのではないでしょうか。主人公・ひびきが通うことになる「シルバーマンジム」は、このゴールドジムが元ネタです。
楽しくコメディ要素を盛り込みながら、筋トレの練習場面では、きっちり本格的な解説が入るという、なかなかのガチっぷり。筋トレを始めたいという方にとっては、実際に参考になる内容になっています。
一緒に筋トレすることになった、同級生の奏流院 朱美(そうりゅういん あけみ)は、資産家の娘で優等生の筋肉フェチ。筋トレするときはなぜか喘ぎ声が出てしまうという、サービス精神も持ち合わせています。サービス精神?
シルバーマンジムのトレーナー・街雄 鳴造(まちお なるぞう……マッチョになるぞ?)は、顔こそ爽やかなスマートイケメンですが、首から下はゴリゴリのマッチョマン。ケンシロウのように、筋肉の膨張でジャージを破ってしまう好青年です。
主人公はいたって普通で、周りのキャラが異常に濃いという、コメディマンガの定番キャラ配置です。まだ第1話ということで、キャラが出揃っていませんが、これから面白くなりそうな予感がします。とりあえず、私の中で今期アニメとしてはキープ作品に分類されました。
夏に向けて体を絞るために(少々手遅れ?)、このアニメを観て楽しく筋トレに励もうと思います。