There is no way I'm going to lose out this time
先月末に、Twitterでフォローしている漫画家の江口寿史さんが、「マカロニほうれん荘」原画展を見てきた旨ツイートされていました。
「僕ほど『マカロニほうれん荘』を憎み、そして愛した人間はいないと思います」
— 江口寿史 (@Eguchinn) May 31, 2018
見てきましたよ。ぼくのマカロニと鴨川さんへの想いは(スペース的にはとても語りきれませんでしたが)来月25日発売の『藝術新潮』7月号に載りますので。よかったら読んでください。 pic.twitter.com/ugRkjUCeJD
「マカロニほうれん荘」の原画展だとぅ!?見たい!でも行けない!
キーッ、くやしい!
しかし江口寿史さんが「マカロニほうれん荘」について語ったインタビューが、藝術新潮7月号に載るってことで、アマゾンで買いましたよ。今日届いたんで読みましたよ。
たった4ページの小さな記事で、マカロニファンの私には大いに不満でしたが、原画の写真が大きく載ってて「おお……」ってなりました。
江口さんが影響を受けたという扉絵があって、セーラー服の女の子がスカートの前を咥えてパンチラしつつ、白鞘のポン刀を抜いているという絵なんですが、懐かしすぎて鼻血出ました。いや出そうになりました。
今見ると、この絵はProduction I.Gの『BLOOD』シリーズに登場する主人公「小夜」を連想させます。偶然でしょうか。それともどこかで神山さんがこれを見て、インスピレーションを受けた?みたいなことも想像しました。
それはそうと、マカロニですよ。私が読み始めたのは小学校2~3年生くらいだったと思います。今の息子の年齢だ。ええ?ちょっと早くない?小学校低学年が読むマンガじゃない気がするけど。でもゲラゲラ笑いながら読んでた記憶はあります。もちろん、全部がわかってたわけじゃないですけどね。
小学生の限られた小遣いで漫画の単行本を買うのは、なかなか負担の大きいものです。買ったマンガ本は何度も何度も読み返しました。マカロニも例外ではなく、中学生くらいまで、数えきれないくらい読み返していました。
いつだったか、高速のSAで立ち読みした雑誌に、鴨川つばめの復帰作品が載っていました。正直、古いなと思いました。でも「マカロニほうれん荘」は古くない。当時の流行ネタなどが古いのは仕方ないとして、マンガのテンポや絵のセンスなどは、古くならない「何か」があると思います。
インタビューの中で、江口寿史さんはマカロニほうれん荘の影響を受けたと語っています。私は江口さんの『すすめ!!パイレーツ』は読んでなくて、『ひのまる劇場』から入ったのですが、江口さんのオシャレ感はマカロニの影響だったのかと合点がいきました。あと、魔夜峰央さんの『パタリロ!』なんかも、マカロニの影響を受けた作品なのではないかと勝手に想像しています。ひし形の口が出てくるし。
稀代の名作『マカロニほうれん荘』は、作者の鴨川つばめさんが「壊れて」しまったことで、残念な終わり方をしましたが、あれはあれで何か実験的な雰囲気があって、私は嫌いじゃなかったです。でも今読んだら違った印象を受けるかもしれないですね。
電子書籍版でも買ってみようかな。あーでも、紙の単行本のほうがいいかも。
ではまた!
マカロニほうれん荘全9巻 完結セット (少年チャンピオン・コミックス)
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