昨日に引き続き、パーフェクトグローブ・ネオビジョンの更新にチャレンジしました。
夕方、更新ソフトを起動してPCに接続し、データのダウンロードを開始しました。プログレスバーの下に表示されるダウンロード済みのデータ量が、強制終了した時と同じくらいでした。どうやら昨日の続きから始まったようです。最初からやり直しだったら、確実に明日の朝までかかるところでした。
しかし、いつまで経ってもプログレスバーの緑色が増えてきません。こりゃダメかと思いつつよく見ると、ダウンロード済みのデータ量はちまちまと増えています。この分だと、あと1時間くらいで終わりそうな感じ。
食事をして、風呂から上がった頃に更新が完了しました。
早速、日本地図の岐阜県をタッチして、情報が更新されているかどうか検証したところ、なんと!「ぐんじょうはちまん」が「ぐじょうはちまん」に修正されていました!
ただ、ちょっと残念なことがありまして……。
情報を伝える音声データが、明らかに切り貼りした痕跡を残しています。途中で音声がものすごく不自然に切り替わる感じ。
もともと、すべての音声が同じ人の声ではなかったし、数字の部分は別撮りで編集してるなってわかるような、イントネーションの不自然さはあったものの、今回気にしていた「ぐんじょうはちまん」の部分は、本当にそこだけ、「ぐんじょうはちまん」のとこだけ、全く別人の声に差し替えられていました。それ以外は更新前と同じ音声でした。
更新前の音声は、いかにもプロっぽい、アナウンサーみたいな男性の声でした。声優に例えると、速水奨さんに若干似てるかなーという感じの声。まあまあのイケボです。その声で「岐阜県の県庁所在地は、岐阜市、県知事は、古田肇……」と解説が始まり、郡上八幡のところにくると突然「ぐじょうはちまん」のところだけ別人の声になり、またすぐ元の声に戻る、という荒業を駆使しています。荒業っていうより、やっつけ仕事?
しかもその「ぐじょうはちまん」の部分を読み上げる声が、元気のないおじいさんみたいな低いトーンの声で、「え、今の誰?」って感じになります。予算の都合で前と同じ人を使えなかったのか、スケジュールの都合がつかなかったのかわかりませんが、それにしてもこの声はちょっとどうなの。声の担当してるおじいさんには悪いけど。
それに加えて、音声加工のクオリティの低さたるや。そこそこ値段の張る商品なんだから、もうちょっとがんばろ?と思います。定価で3万6千円かそこらするんでっせ?大人気で完売したみたいやけど。
でも「ぐんじょうはちまん」をちゃんと修正したとこだけは評価したろ。他にも日本各地の地名で間違えてたところがあったのかな。あったんだろうな。地名の読みって難しいからね。
たぶん、この商品を買う客層というのは、金を余らしてるおじいちゃんおばあちゃんあたりで、孫に買い与えるパターンが多いと思うので、岐阜県に住む高齢者にしてみたら、そこそこ知名度の高い地名の読みを間違えるなんざ許せることじゃないでしょう。知名度の高い地名。
まして郡上市在住のお年寄りの耳に入った日にゃぁ、あんた……いや、下手をすれば郡上市長が孫に買ったとしてもおかしくはない。
ー・ー・ー・ー・ー・ー
「よーし、今日はおじいちゃんが買ったこの《しゃべる地球儀》で、岐阜のことを調べてみようか」
「……ぐ……ぐんじょうだと……ぐんじょうおどり……だと?」
「ふざけるな!メーカーはどこだ!電話で抗議してやる!」
プルルル…プルルル…ガチャ
「もしもし?あー、しゃべる地球儀のことなんだがね……岐阜県の説明のところで……ああ、そう、郡上市のことを『ぐじんじょうし』と言ってるんだよ……もちろん『ぐんじょうおどり』も間違いだ」
「なに?……わたし?わたしは郡上市の市長だよ!市の名前を間違えるとは失礼じゃないか。子どもの教材でこんな間違いを犯すとは何事かね!この商品を使う多くの子どもたちが、わが市の名前を間違えて覚えることになるんだよ!」
ー・ー・ー・ー・ー・ー
みたいなね。
まーでも、それに近い抗議の電話はあったんじゃないでしょうか。もし郡上のおじいちゃんかおばあちゃんが孫に買ってたらね。わかりませんけども。
どっちにしろ、「ぐんじょう」はちゃんと修正されてよかったね、という話でした。
ではまた!
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