心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

あっつっっっ!!

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 最近、平日の休みに某ミスタードーナツ店へ立ち寄り、ドーナツとカフェオレをいただきながらスマホをいじりまくるという憩いの時間を過ごすことがあります。
 某ミスタードーナツ店ではカフェオレがお代わり自由なので、お言葉に甘えて必ずお代わりします。しかしいくら自由とはいえ、そう何杯も飲めるものではないので、せいぜい2杯でお腹いっぱい。
 注文するのはいつもホット。暑い夏でもクーラーの効いた室内ならホットのほうがいいんです。冷たい飲み物ばかりで疲れた胃腸には、暖か〜いホットカフェオレは最高の癒しドリンクとなるのであります。
 ノンシュガーのホットカフェオレと甘いドーナツのコラボレーションは、スイーツオヤジである僕にとって至高の時を過ごさせてくれます。
 が、実を言うとホットカフェオレとの最初の出会いは、甘いものではありませんでした。むしろ熱い出会いだったのです。良くない意味で。
 曲者は、写真に写っているカップのフタ。これ、飲み口にあるツマミ的なものを指で起こして口を開ける構造になっておりまして、これによってできた四角くて小さい飲み口から熱いドリンクをすすれというわけです。映画館でもホットドリンク頼むとこういうフタがついてますよね。
 熱いドリンクがこぼれないようにという配慮はわかります。でもね、この小さな飲み口からすすると、気流の発生によって熱いドリンクが飲み口全体から口に飛び込んでくるのですよ。そして、こちらが意図していなかった、熱いドリンクの上唇への接触というハプニングが生じてしまうのです。
 だいたい、熱い飲み物はコーヒーでも味噌汁でもお茶でもそうですが、熱さに敏感な唇の粘膜を避けて、舌の中程から奥でファーストコンタクトを取るのがセオリーだと思うんです。唇は空気とともに熱い液体を通過させて、口に入るまでにある程度温度を下げるという役割を担っています。直接熱い液体に触れるなんてのは御法度。
  そもそも、熱い液体が唇を通る時点ではまだ十分に空気と熱い液体が混ざり合っていないため、冷却も不十分。唇はおろか舌でさえ耐えられる温度ではありません。すほめた唇を通過するそのわずかな時間に、空気との混合によって熱を放出させる、というのが熱い飲み物を「すする」という行為の意味なのです。
 はい、話が長くなりましたが、要するにこのフタをつけたまま熱いカフェオレをすすって上唇を火傷したって話です。なので2回目以降は、最初からフタを外して飲むようにしています。
 ところで世間のみなさんは、このフタがついたまま、熱いドリンクを飲めるものなんでしょうか。僕はどうやっても無理でした。すすったら熱いし、すすらなきゃもっと熱い。単に飲み方が下手なだけ?