心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

【お出かけ】岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 Part4【写真】

www.sorahaku.net

 

叫んで 唸って 鋼鉄の心臓で

目指した先は 無重力

 

 空宙博エントリー第4弾。

 今回は宇宙に関する展示を紹介します。

 まずロケットエンジンLE-7。でかい。高さは4~5mあったと思います。たぶん。このエンジンは、一昨年のリニューアル前に、敷地の片隅の小さな格納庫で縮小展示していた時にも置いてありました。覚えてるよ~。

f:id:go_kuma:20181011205547j:plain

 H-2ロケットの先端の衛星フェアリング。衛星を格納するケースです。およそ400本のボルトで留められていて、それが一斉に爆発・断裂することでパッカーンと割れて、中の衛星が宇宙に飛び出すという仕組みです。って中京テレビの「ゴリ夢中」で言ってました。

f:id:go_kuma:20181011205610j:plain

 上の写真にも小さく写っている「たたかないでください」。こんだけ大きな円筒形の鉄板を見たら、叩きたくなる気持ちもわからなくはない。さぞかし音が反響するんでしょうな。

f:id:go_kuma:20181011205620j:plain

 2階に上がると、宇宙関係の模型がたくさん展示してあります。今は運用されなくなったNASAスペースシャトルディスカバリースペースシャトルを見ると、チャレンジャーの事故を思い出して切なくなります。

f:id:go_kuma:20181011210747j:plain

 宇宙服。1着10億円らしいです。これはもちろんレプリカ。

f:id:go_kuma:20181011210751j:plain

 これがあの「はやぶさ2」です。今年の6月に小惑星「りゅうぐう」に到着したとかしないとか。いや到着したんですよね。金ぴかですね。

f:id:go_kuma:20181011210754j:plain

 火星探査機、マーズ・エクスプロレーション・ローバー。2機のうち1機はまだ現役で14年以上も火星探査を続けているそうです。よく飽きないね。

f:id:go_kuma:20181011210759j:plain

 こちらは最新の火星探査機キュリオシティ。右側の旧式と比べてかなり大型です。この車体の中にいろんな科学探査機器が積まれていて、自分で火星表面の土などをすくって解析するそうです。かしこい。

f:id:go_kuma:20181011213258j:plain

 こちらは国際宇宙ステーションISSに接続されている日本の実験棟「きぼう」の模型。中身も部分的に再現されていて、入って見ることができます。入り口に昇降機があるので、車椅子の人も入れますよ。

f:id:go_kuma:20181011205635j:plain

 エアロック。宇宙空間で実験したいときに、ここから機材を出し入れするらしいです。人は入れません。見た目がSFチック。映画だと最後の最後にエイリアンが隠れていそうな場所。

f:id:go_kuma:20181011205653j:plain

 これはイオンエンジン。とても小さくて、最長部分が50cmもなかったように記憶しています。Wikipediaによると、

電気推進とよばれる方式を採用したロケットエンジンの一種で、マイクロ波を使って生成したプラズマ状イオンを静電場で加速・噴射することで推力を得る。

 だそうです。よくわからんが、とにかくすごい。

f:id:go_kuma:20181011205720j:plain

 はい、そういうことで今回は宇宙関連の展示を紹介しました。

 では本日もお粗末さまでした。

ユリーカ(期間生産限定アニメ盤)
 

 

 

 

【お出かけ】岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 Part3【写真】

www.sorahaku.net

 

何のために己を断って

魂だけが帰り来るの?

 

 空宙博レポート第3弾です。

 今回は、飛行機そのものより、細かい展示物を見ていきます。

 こちらは零戦や飛燕の展示スペースにあった飛行服。「永遠の0」って感じですね。観たことないけど。

f:id:go_kuma:20181010220723j:plain

 これは飛行機のエンジン。どの機体のエンジンだったか忘れました。忘れたっていうか、説明版を読んでいないのでわかりません。零戦かな。(適当)

f:id:go_kuma:20181010220854j:plain

 これは飛燕に搭載されたエンジン「川崎 ハ140」。これ単体でスチームパンクな飛行戦艦みたいな雰囲気があります。蒸気を吐きながら飛んでほしい。

f:id:go_kuma:20181010222628j:plain

 十二式艦上戦闘機零戦の試作機)の検討経過を記したノート。こんな資料が残ってるんですね。

f:id:go_kuma:20181010222844j:plain

 格納庫の展示スペースにあった戦闘ヘリのモックアップ(実物大模型)。木製です。木目が見えて工芸品みたいです。インテリアとしてお部屋には飾れない。

f:id:go_kuma:20181010221022j:plain

 「電子機器アクセスパネル」とか、テプラで作った表示が貼ってありました。手作り感。

f:id:go_kuma:20181010221154j:plain

 ジェットエンジンのカットモデル。これもスチームパンク感ありますねぇ。こういうごちゃごちゃしたメカ大好き。

f:id:go_kuma:20181010221723j:plain

 これもジェットエンジン。わりと小さくて、全長2mくらい。

f:id:go_kuma:20181010222936j:plain

 これは風洞実験用の模型。いろんなパーツを組み替えて、どんな空力特性が出るか試せるようになっています。風洞実験をしながら、燃料タンクみたいなパーツを切り離す仕組みがあって、中に回路が仕込んであるのが見えます。

f:id:go_kuma:20181010221819j:plain

 というわけで、今回はここまで。次回は2階の宇宙関連の展示を紹介します。

 では本日もお粗末さまでした。

蛍

 

 

ヴィジュアル大全スチームパンク: 歴史・文化・未来

ヴィジュアル大全スチームパンク: 歴史・文化・未来

 

 

キングジム ラベルライター テプラPRO SR250 ダークグレー

キングジム ラベルライター テプラPRO SR250 ダークグレー

 

 

【お出かけ】岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 Part2【写真】

www.sorahaku.net

 

On Your Mark 僕らがそれでも止めないのは

夢の斜面見上げて 行けそうな気がするから ah...

 

 今回はいよいよ館内に入場します。

 入館料は大人800円、高校生と60歳以上は500円、中学生以下無料という良心価格。券売機でチケットを買って、入り口のお姉さんに見せて入場します。半券をもぎるでもなく、機械に通すでもなく、ただ見せるだけ。チケットを見せれば一日何度でも再入場できます。

 順路に沿って展示を見ていくと、最初はライト兄弟の飛行機や、日本での航空機製造の見本となった複葉機(上下に翼が二枚あるやるです)などの1/1スケール模型が展示されていて、時代を辿りながら、日本の航空機産業の歴史を学べるようになっています。

 次は戦前・戦中の飛行機。天井からぶら下がっているのは零戦の試作初号機1/1スケール模型。

f:id:go_kuma:20181009205934j:plain

 そして日本で唯一現存する飛燕の実機。

f:id:go_kuma:20181009210039j:plain

 塗装されていないむき出しの鉄板。ていうかジュラルミンなのかなこれは。ボロボロの実機を復元する作業は、何年か前にローカルテレビ局のニュースでも報じられていました。

 零戦は、2013年のジブリ映画「風立ちぬ」に登場した堀越二郎が設計した機体だそうです。映画は観てませんが、あの映画がもう5年前ということに驚いています。

 順路に従って暗い展示スペースを出ると、広くて明るい格納庫内部に出ます。ここには戦後日本の航空機開発の歴史に沿って、プロペラ機、ジェット機、ヘリコプターなど20機におよぶ実機を年代順に展示しています。写真は2階からの眺め。ひろ~い。

f:id:go_kuma:20181009212631j:plain

 反対側からもう一枚。

f:id:go_kuma:20181009212710j:plain

 格納庫の一番奥にでーんと鎮座しているのは、STOL(短距離離着陸)実験機「飛鳥」です。機体より上部にある4つの大きなエンジンに、そこはかとないデンドロビウム感があるような気がします。あ、デンドロビウムっていうのはガンダムに出てくる重兵装ユニットのことです。

f:id:go_kuma:20181009213002j:plain

 実験機なので、これも1機だけしかありません。貴重。

f:id:go_kuma:20181009214054j:plain

 かかみがはら航空宇宙博物館、通称「空宙博」(そらはく)の記事は次回もまだまだ続きます!

 ということで、本日もお粗末さまでした。

On Your Mark

On Your Mark

 

 

 

ひこうき雲

ひこうき雲

 

 

【おでかけ】岐阜かかみがはら航空宇宙博物館【写真】

www.sorahaku.net

 

あの地平線 輝くのは

どこかに君を かくしているから

 

 昨日は火事のことをメインに書きましたが、今日からちゃんと博物館のことを書きます。といっても、写真がメインになります。

 まず、屋外に展示してある実機から。

 こちらは陸上自衛隊のKV107IIA-4Aヘリコプタ。見た感じ、レスキューヘリみたいです。「海猿」みたいな?海猿を観たことはないですけど。あれは陸自じゃなくて海上保安庁か。

f:id:go_kuma:20181008204309j:plain

 日本航空機製造YS-11A-500R。通称「ワイエスイレブン」または「ワイエスじゅういち」。正式には「ワイエスいちいち」だそうです。戦後初めて日本のメーカーが開発した旅客機。日本の航空機製造の歴史を語る上で欠かせない存在です。名古屋空港のあいち航空ミュージアムでも実機が展示されています。ちなみに「Y」は「輸送」のY、「S」は「設計」のSだそうです。バリバリ日本語!

f:id:go_kuma:20181008205927j:plain

 前輪。脚が前に向かって折りたたまれるようになっています。飛行機の車輪は後ろ向きに折りたたむイメージがありますが、逆なんですね。

f:id:go_kuma:20181008210708j:plain

 プロペラ。エンジンの下に車輪がついてて、これも前向きに畳む方式。

f:id:go_kuma:20181008212805j:plain

 US-1A救難飛行艇。赤いペイントがいかにも「救難」て感じ。飛行艇だから水の上に浮かぶようになっています。茶色に塗ったら、ジブリ映画に出てきそうな形。

f:id:go_kuma:20181008213324j:plain

 そしてプロペラ。見上げる翼とプロペラはかっこいい。

f:id:go_kuma:20181008213649j:plain

 車輪は後ろに畳んでパコッとハマるようになっています。かっこいい。

f:id:go_kuma:20181008213851j:plain

 タイヤを格納するスペースの横になんか細かい字でいろいろ書いてあります。これまたかっこいい。無数に打ち込まれたリベットも併せてかっこいい。

f:id:go_kuma:20181008214026j:plain

 P-2J対潜哨戒機。哨戒機なので、コクピットの下側にあるまるい出っ張りはレーダーか何か入ってるんでしょう。たぶん。

f:id:go_kuma:20181008214500j:plain

 プロペラかっこいい。

f:id:go_kuma:20181008214556j:plain

 機首の下側に書いてあった注意。越えてはならぬ。ところで誘導棒って何だろう。交通整理のおじさんが振ってるようなやつかな。

f:id:go_kuma:20181008214821j:plain

 機首を前から。ここはたぶん戦術航空士っていう人が乗る席です。足元まで透明な風防なので、常に下が見える状態。怖い。

f:id:go_kuma:20181008214622j:plain

 機首の横にある階段を上がると近くからコクピットを覗くことができます。外から覗くだけ。

f:id:go_kuma:20181008215346j:plain

 垂直尾翼。Ωっぽいマークはなんだろう。星の形は北斗七星ですね。垂直尾翼に七つの星を持つ飛行機。一子相伝だ。

f:id:go_kuma:20181008215433j:plain

 主翼水平尾翼を後ろから眺める。主翼の反り具合がまたなんとも「そそり」ますなぁ。「そり」だけに。

f:id:go_kuma:20181008215558j:plain

 というわけで、とりあえず今回はここまで。次回、いよいよ館内に入場しますよ。

 では本日もお粗末さまでした。

君をのせて(天空の城ラピュタ)

君をのせて(天空の城ラピュタ)

 

 

YS‐11―国産旅客機を創った男たち

YS‐11―国産旅客機を創った男たち

 

 

 

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に行ったら、小牧の工場火災の煙が見えた

f:id:go_kuma:20181007225349j:plain

 

 先月、台風でお流れになっていた「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」へ行ってきました。今回も台風で危ういところでしたが、早めに通り過ぎてくれたので、気持ち良い快晴の行楽になりました。

 が、目的地へ向かう車中から、遠くにずいぶん大きな黒煙が上がっているのが見えました。自宅から各務原へは北東へ向かう道になるのですが、国道155号を東へ走っている時から、目的の方向に煙が高くたなびいているのが見えていました。

 帰宅してから調べると、小牧市のほうで工場火災があったということでした。

mainichi.jp

 自宅を出たのは、たしか11時ごろですが、ニュースによれば火災が発見されたのは午前2時ごろ。すでに発生から10時間が経とうとしている頃ですが、まだまだ煙は大きく立ち上っていました。

 最初は、どっかの田んぼでゴミでも燃やしてんのかなと思いましたが、いくらなんでも煙の規模がでかいので、まず間違いなく火事だろうという話をしていました。江南市に入る頃には、煙の元と思われる地点がかなり近づいてきているように見えたので、このまま進んでいいものか、少し迷うほどでした。

 方向からすると小牧のほうだから、どっかの工場で火事が起きたんじゃないかなという話を嫁さんとしていました。小牧は工場がたくさんありますからね。各務原市へ近づくにつれて、煙は右手に逸れていき、そのまま目的地に到着しました。

 リニューアルされた敷地は、ずいぶん綺麗になっていて、入り口付近の芝生広場では、ペットボトルロケットを飛ばすイベントをやっていました。各務原市のホームページに情報があったようですが、現在は消されているのでキャッシュのリンクを貼り付けます。

第21回アイデア水ロケット全国大会2018|各務原市

 敷地内に入るだけなら無料で、建屋の前に常設展示されている実機を間近で眺めることができます。

f:id:go_kuma:20181007223207j:plain

 建屋の入り口近くに展示されている、P-2J対潜哨戒機のコクピットを、タラップ様の階段に登って、近くからのぞき込むことができます。そこで、左手に煙が上っているのが見えました。

f:id:go_kuma:20181007223348j:plain

 館内の展示も一通り見て、最後に屋上の展望階に登って景色を眺めました。時刻はすでに4時近くになっていましたが、煙はまだ上がっていました。小牧から春日井の山のほうまで煙が流れているように見えました。風下の人は大丈夫なのかと心配していましたが、やはり近隣の住民には避難が呼びかけられたようです。この写真↓の下に見える飛行機がP-2J対潜哨戒機で、機首のところにあるタラップに登って撮ったのが上の写真です。f:id:go_kuma:20181007224059j:plain

 昼頃に撮った写真と比べて、それほど煙の勢いが弱まったようには見えません。化学工場での火災ということなので、消火活動もかなり難しいんでしょう。上に貼り付けたニュース記事によると、午後10時を過ぎてもまだ鎮火には至っていないとのことです。火災によるガスの発生とか怖いですね。

 今回は火事の話で終わりです。博物館で見学した内容についてはまた次回。

 では、本日もお粗末さまでした。