心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

「光るそば」のCMを観ていると、なぜか心が不安。

仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー お面 【 仮面ライダーエグゼイド 】

ニンニキニキニキ ニンニキニキニキ ニニンが三蔵

ニンニキニキニキ ニンニキニキニキ ニシンが悟空

 今月に入ったあたりから、『仮面ライダージオウ』を観ているときに、「光るそば」のCMが流れる。

 いや、「光るそば」のCMじゃなくて、「ドコモ光」のCMだった。だけど、CMでは「光るそば」ばかり言ってるから、そっちが頭に残る。

 しかも、出演しているのは2代前の『仮面ライダーエグゼイド』に出てくるエグゼイドの最強フォーム「ムテキゲーマー」で、それが暗闇でキラキラしながら動く。踊るのでもなく、かっこよくアクションをキメるでもなく、なんだか中途半端な感じでとにかく動いている。

 そして七色に光るそばが出てくる。あと、昔のドリフの人形劇『飛べ!孫悟空』みたいな人形や、セサミストリートみたいなマペットが出てくる。

 あとは、そばを茹でる女の子と、星野源と、長谷川博己と、男の子が出てる。

 そのBGMに、特撮ヒーローっぽい歌が流れている。

 最後に「ドコモ光」と言っているので、ドコモの光回線のCMなのだろうと想像はつく。

 しかし、それにしてもわけのわからないCMだ。

 仮面ライダーの時間帯だから仮面ライダーを出すのはわかる。引っ越しするならドコモの光回線を引いてくだしあ、というのもわかる。引っ越しといえば引っ越しそば。光回線だから光るそば。個々の材料はなんとなくわかる。

 だからといって、なんでああいうCMになるのかわからん。

 面白くしようとしているのだろうな、とは思うが、一向に面白くない。むしろ見ていて不安になる。

 たぶん、全体的に統一性がないからだろう。かっこよくするならかっこよくする、ふざけるならふざけるで、CMの世界観を統一すればいいものを、あれもこれもごちゃ混ぜにして、なんのまとまりもない。だから、何を見せられているのか、何を訴えられているのかわからなくて不安になるのだ。

 それを狙ってやっているのだろうか。わけがわからないけど、印象には残る。印象には残るけど、意味が分からない。あんなものを見せられて「よし、ドコモ光にするか!」と思う人がいるのだろうか。

 私はむしろ「ドコモ光、大丈夫か?」と思うのだが。

 ということで、本日はこれにてお粗末。

仮面ライダージオウ Blu-ray COLLECTION 1

仮面ライダージオウ Blu-ray COLLECTION 1

 
その一 猿はよみがえる

その一 猿はよみがえる