駆けてくるよ アップル色モンスター
飛んでくるよ ナッツの香りエイリアン
以前紹介した、仮面をかぶらない仮面ライダーのパチモンCM「仮面レイトー瞬」の第二弾が公開されました。前回のCMが好評だったようで、三菱電機も調子に乗ってるみたいですね。
キャストは前作の二人に加え、腐りかけた野菜怪人が瞬の技によって新鮮さを取り戻し、ほぼ人間の姿になった状態の役で、高崎翔太という俳優さんが登場しています。
この俳優さん、テニミュ、すなわちミュージカル・テニスの王子様で菊丸英二役としてデビュー。その後もいわゆる2.5次元俳優として活躍されているそうです。
そして今回の怪人の声を担当しているのは、なんと若本規夫さん。「すべらない話」のナレーションや、ドラゴンボールのセル役で有名です。先月最終回を迎えた「仮面ライダービルド」の変身音声も務めていました。
前回の怪人は「ヒエーザ」という名前で、声をあてていたのは中尾隆聖さん。今回の怪人は「シナビラセル」で、声が若本規夫さん。どんだけドラゴンボールに寄せてきとるんや。仮面ライダーのパロディやないんかい。
今回も仮面レイトー瞬は、技を繰り出すたびに自分で「説明しよう!」と言って説明します。自分で。この「説明しよう!」の元ネタがヤッターマンだってわかる人はだいたい40超えてますよね。
いろいろとツッコミどころが多くて、一見すると面白おかしく作ってあるだけのネタCMのようですが、その実、いまどきの仮面ライダーを装って子どもウケを狙い、パロディの元ネタでそのお父さん世代を狙い、2.5次元俳優の起用でお母さんのハートを狙い撃つ。ひとつの世帯、家族全員に照準を定めた、全方位型CMです。
練りに練った周到な戦略がこのCMに詰め込まれているのを見て、私は三菱電機の本気を感じました。三菱冷蔵庫……恐ろしい子!いや、恐ろしい庫!
というわけで、腐りかけの野菜怪人が徐々に新鮮さを取り戻し、ついにはイケメン野菜になるという、凝った演出にご注目です。これは第三弾にも期待したくなりますね。次の怪人の声は魔人ブウの塩屋浩三さんかな。
それでは、本日もお粗末さまでした。
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