何万年もの ながいねむりの
目をさまされた ティラノサウルス
私のあずかり知らぬところで、ニンテンドースイッチが我が家に導入され、『スーパーマリオオデッセイ』をプレイしていることはすでに述べた通りです。
夜中にこっそりプレイを続けていた私は、息子氏に先んじて最終ボス戦をクリアしてしまい、あとは平和になった世界をゆっくり旅しながらアイテムを集める暮らしに移行しました。
息子氏は途中のボス戦が怖くてなかなか先に進めず、途中の国で足踏み状態です。私がすでに最終戦を終えたことを知ると、平和になった世界を、2人プレイで一緒に旅したいと言い出しました。最後まで自分でクリアして好きなだけやれよと思いましたが、明確な目標を失った私はすでにゲームに飽き始めていたので、息子氏と2人プレイをやるようになりました。
しかし息子氏は、私がマリオを操作していて、アクションが難しい場面でもたついていると怒りだします。私もアクションゲームは得意なほうじゃないので、動くブロックとかタイミングを合わせるのが苦手。自分でもイライラしているところへ、息子氏からも「そうじゃないでしょ!ちがう!」とか言われるともうイライラMAX。「だったら自分でやれよ!」という言葉が喉元まで出かかるのをこらえて、ヘラヘラしながら息子氏の相手をしていました。
やがてそんな状態にも飽きてきたので、私のプレイデータは息子氏にゆずって、好きなだけ平和な世界で戯れてもらおうということになりました。たぶん息子氏の技術(および豆腐メンタル)では、最終ボス戦までクリアするのは難しいだろうとの判断もありました。
ボスと戦わなくて済むという気楽さに、息子氏は嬉々としてマリオを操作していました。そんなある日、マリオで楽しく遊んでいたと思っていた息子氏が、いつの間にか号泣しています。何事かと思ったら、森の国で遭遇した恐竜に追い掛け回されて、逃げ回るうちに、怖さのあまり泣き出してしまったのでした。
先日の運動会での姿を見て、成長したなぁと思っていましたが、まだまだ幼い息子氏でありました。
ではまた!
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