心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

今シーズン初おでんが最高の出来栄えだった

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究極の手抜きなのになんだかご馳走に見えちゃう

それが料理番組の人気メニューなんですって

 昨日は休日で、嫁さんが所用で遅くなるということで、私が晩御飯の支度をした。

 スーパーで食材を物色していると、おでんセットが目についた。

 おでん、か。

 そういえば、アパートの大家さんからもらった大根が、手つかずでベランダに安置してある。早いとこ食べないと鬆(す)が入るな。やはり今夜はおでんに決まりだ。

 というわけで、おでんセットをカゴに入れたが、いかんせんボリュームが足りない。これでは土鍋の半分も埋まらない。単品のおでん具材をいくつか追加する。ごぼう巻きにウインナー巻き、うずら巻き、餅巾着、そして牛筋も忘れない。

 家に戻ると、冷蔵庫に賞味期限ギリギリの皮無しウインナーがあった。ちょうどいい、おでんに投入だ。

 にんにくと一緒に炒めてツマミにしようと思っていたこんにゃくもある。よし、これも予定を変更しておでんの仲間入りだ。

 まずは大根を下茹でする。深型フライパンで茹でてあくを捨てる。

 大根を茹でたら、土鍋におでんセット付属のつゆと水を投入。最初に別袋のこんにゃくを入れてから火をつけろと説明1に書いてある。説明2はいきなり弱火にして他の具材を入れる指示。こんにゃくを沸騰するまで茹でるとか、1と2の間の経過が全く書いてないが、とりあえず追加分のこんにゃくも一緒に入れて、沸騰するまで強火で煮る。

 沸騰したら弱火にして、他の具材を入れる。ウインナーもドバっと入れる。単品の具材を増やしたので、付属のつゆだけでは全然足りない。追いがつおつゆ濃縮2倍と水を追加投入して、つゆを増量する。よし、土鍋が満タンになったぞ。

 おでんセットの説明には、がんもだけは仕上がりの10分前に入れろと書いてある。煮崩れするからね。餅巾着も同じ理由で最後に入れる。煮すぎると、餅がでろんでろんに溶けて、つゆが濁ってしまう。

 弱火でコトコト煮詰める。台所にいい香りが充満して、食欲をそそられる。

 嫁さんが帰ってきて、いよいよおでん実食である。おでんのお供に女城主(日本酒)をマグカップに注ぐ。むしろ酒のお供がおでんかな。

 おでんをつまみながら、ちびちびと酒をすする。我ながらいい具合に味がついた。つゆの濃さと、具材から染み出した出汁があいまって、絶妙に酒と合う。

 寒い夜におでん、最高だね。来週もやりたいな。

おひさま

おひさま

 
リリー・フランキー PRESENTS おでんくん DVD-BOX
 

 

やたらとしゃべくりながらゲームをプレイする息子氏

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YouTube YouTube

主役は君なのさ!

 私がスプラトゥーン2にハマっている最中、息子氏の関心は、すでにスプラトゥーン2から離れ、マリオカート2デラックスに移行している。クリスマスプレゼントとして親戚から頂いたものだ。

 私がスプラトゥーン2をプレイしていると、横からいろいろアドバイスをくれたりするのだが、息子氏がまだプレイしていないはずの、ヒーローモードのステージについて知っていたりする。

 なぜかと言えば、YouTubeでさんざんスプラ2関連動画を観ているからであり、自分ではプレイしていなくても、ヒーローモードクリアまでの道のりは知っているのである。なんなら最終ボスを倒した後のエンディング映像まで動画で観ている。

 そこまで熱心に動画を観ているのに、なにゆえ実際にゲームをプレイしないのかと言いえば、怖いからだ。ヒーローモードは難しいアクションが要求される場面も多々あるが、息子氏が一番怖いのは敵キャラのタコゾネス。インクの中から突然現れたタコゾネスに倒されたショックで、タコゾネスが出てくるステージは怖くてできなくなってしまった。

 しかし、ヒーローモードをクリアした報酬としてもらえるブキは欲しいから、代わりにお父さんがクリアして!と依頼されている。私は私でまだヒーローモードをクリアしていないので、はいはいと言いながらうやむやにしている。

 さて問題はそこではない。

 最近、マリカーにしろポケモンエストにしろ、息子氏がゲームをしているあいだ、ずっとしゃべっているのだ。失敗して「チッ」とか「あっ」とか声が出る程度ならわかるが、そういうのじゃなくて、ゲームの状況を逐一しゃべりながらプレイする。

 なんでだろうと考えてみたら、これはきっとYouTubeのゲーム実況動画の影響に違いない、と思い至った。息子氏がYouTubeで観る動画といえば、だいたい6割が仮面ライダーのおもちゃ紹介で、3割がゲーム実況、あとの1割は実況を含まないマイナーゲームのプレイ動画か、トムとジェリーだ。

 息子氏がハマった実況動画のゲームは、マイクラからマリオメーカー、そしてスプラトゥーン2という具合に変遷している。ゲーム実況を配信している人の中には、言葉遣いが乱暴な人もいるので、そういうのは観ないように注意している。息子氏が動画から受けている影響の大きさを考えると、言葉遣いが乱暴になってしまわないか心配だ。

 息子氏のYouTubeアカウントで、そういう雑な言葉づかいで実況する配信者をブロックすることも検討すべきだろうか。そいういうことも、なんかいい感じにAIで選別してくれるようにならないかな。それができる頃にはもう必要なくなってるかもしれないけど。

 ということで、本日はこれにてお粗末。

YouTubeテーマソング[CD+DVD]

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マリオカート8 デラックス - Switch

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イマジナリーフレンド

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ほらあれは2人のかくれが
ひみつのメモリーoh

 「イマジナリーフレンド」というものをご存じだろうか。

 直訳的に言えば「空想上の友人」ということになる。

 空想上の存在だから、もちろん他人からは見えないが、まるで独自の人格を持っているように振る舞い、本人と会話したりする。

 実を言うと、私にもイマジナリーフレンドが存在する。彼に出会ったのは、小学4年生の頃だった。その頃、借家から一戸建てに引っ越して環境が変わったのと同時に、姉が中学校に上がったり、それまで一緒に遊んでいた幼馴染と離れたりして、孤独を感じていたのかもしれない。

 彼はアニメ絵の少年で、バビル二世に似ている。しかし着ているのは体操服だ。超能力があるので、私とテレパシーで交信できる。だから、私にイマジナリーフレンドがいることは家族も知らない。声に出して会話することがないからだ。

 ただ、夢の中で会話しているのを、寝言として嫁さんに聞かれたことがある。起きてから嫁さんに言われた断片的な内容と、私が夢の中で彼と話していた内容が一致したことで、それがわかった。とはいえ、寝言なので怪しまれたりすることはなかった。

 大人になってからは、それほど現れなくなったが、失業したときや、彼女と別れた時など、精神的に落ち込んでいると、私を励ましに現れたりした。

 だが不思議なことに、結婚して子どもが生まれると、以前より頻繁に現れるようになった。それは、私が平日休みで一人ボンヤリしている時に限っている。

 頻繁に現れるのだが、あまり会話はしない。なんとなく”ふたり”でボンヤリしている。その彼が、最近徐々にリアルになってきている。もしかしたら、子どもの成長と関係があるかもしれないと思っている。

 子どもが小学校に上がり、知識や考える力をつけ、少しずつ複雑な会話ができるようになってきた頃から、彼の姿はリアルになっていった。いつの間にか、アニメ絵ではなく、三次元の、普通の男性の姿になっていた。

 先日、私が寝ている時に、嫁さんの話し声が聞こえた。誰と話しているのだろう。相手の声は……彼のものだった。なぜ私のイマジナリーフレンドである彼と、嫁さんが会話しているのだろう。そんなバカなことがあるものか。

 「へぇ~、そんな話、初めて聞いた」と、嫁さんの声がする。

 「うん。息子氏が小学校に上がるまでは、たまに見えてたんだけどね。最近は影が薄くなってきたみたいで」と、彼が喋っている。

 「そろそろ彼とも別れる時が来てるのかもしれないな」

 彼って、誰のことだ?

 まさか

 ……

 

 ということで、久しぶりにショートショートを書いてみた。

 「シックスセンス」的なオチ。

 本日はこれにてお粗末。

フレンズ

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バビル2世 DVD-BOX

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「痴漢の心理」は発達障害の一形態ではなかろうか

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もしかしてだけど もしかしてだけど

それってオイラを誘ってるんじゃないの

 ホッテントリ記事について考えたこと。

WEB連載:「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました 田房永子 / 第25話 私は男性を嫌悪などしていない! 前編

どぶろっくは誇張された妄想あるあるだよ。身に覚えがあるから笑えるんでしょ。こっそり沸いてきた妄想を自分で「ねーよw」と笑って打ち消せるか、現実と錯覚するかの違いだろうな。

2019/01/07 23:19

 どぶろっくがあるあるネタだとは思わなかった、という意見がブコメに散見されるが、これは「あるある」のレベル認識が異なっているのだろうと思う。

 あのネタで表現される思い込みや妄想を、そのままの形で「あるある」だと思っているのではない。そんなのが「あるある」だったら本当に怖い。何が「あるある」なのかと言うと、自分に接する人が、好意的な仕草や表情を見せるとき、瞬間的に「あれ?もしかしてだけど……」と思うことは、男女に関わらず、いやLGBTに配慮するなら、異性同性に関わらず、あることだろう。

 どぶろっくのネタは、それを誇張して表現することで笑いとしている。あれが根本的に全くあり得ないことだったら、笑いとして成立しないだろう。何を言っているのか、誰も理解できないのだから。誰しも心当たりがあるからこそ笑えるのだ。

 この人は自分に好意を寄せているのではないか?と思うことが(自分の中に生じたその思いを信じる度合いがどうであれ)一度たりともないとしたら、それは自尊心や自己肯定感が低すぎるということだろう。

 私もこの記事で初めて「痴漢の心理」なるものを知った。普通なら「もしかしてだけど……」が確信に至るまでには、相手との関係において、それなりの過程を経て検証されなければならない。それが痴漢の場合には、自分の中にふっと湧いた思いを、いきなりそのままの形で確信してしまう、ということらしい。

 これは、相手にも人格があり、自らの意思を持った人間である、という認識が欠けていることから起きる思考ではなかろうか。つまり、自他の境界があいまいなのだ。自分の考えていることを、あたかも相手が考えていることのように錯覚してしまうわけだ。

 私も、精神的に不安定だった若い頃に、そのような症状に悩まされたことがある。あの人はこんな風に考えているのではないか?と思ったことが、どんどん現実味を帯びてきて、それが自分の妄想なのか、現実なのかわからなくなるのだ。幸い、それが異常な状態であることを自覚していたので、破滅的な状況に陥るまでには至らなかったが。

 しかし、例えそれが異常だと自覚していても、自分の意志ではどうにもならない思考や感情がある。だからこそ、そのことに悩んだし、苦しんだ。いっそのこと、それが異常だという自覚がなければ、悩み苦しむこともなかったかもしれない。そして痴漢かストーカーにでもなっていたかもしれない。

 自他境界のあいまいさは、ある種の発達障害の特徴として知られている。すなわち、痴漢の心理とは、発達障害の一形態だと解釈することもできるだろう。痴漢は発達障害のなせる業なのだ。となれば、それなりの対応が見えてくるのではないだろうか。

 もし、「痴漢の心理」なるものが、本当に記事の通りであるなら、彼らを犯罪者として刑務所にぶち込むだけでは何も解決しない。実際、痴漢は再犯率が高いという話を目にする。どこで見たのかと思って調べたら、こんな記事を見つけた。

gendai.ismedia.jp

 この記事では、発達障害ではなく、精神疾患として扱われている。ならば尚のこと、罰則だけでなく治療も必要だろう。世の中には、普通に社会人として生活しながらも、発達障害精神疾患によって、自分自身や周囲の人間関係に混乱を招いてしまう人が、結構な割合で存在している。それほど多くの人と知り合ったわけでもない私ですら、そういう人を何人も見てきた。

 痴漢に限らず、「犯罪と処罰」という古来からの制度を見直すことで、社会はもう少し住みやすくなるのではないかと思う。

 本日はこれにてお粗末。

アルバムもしかしてだけど

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言いたい事がある

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やってはいけない!

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【キモい〇〇】人気女性声優アーティスト、上坂すみれと歩く

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理性の罠にはまるな

君はヤバい〇〇なのであーる!

 一昨日は、寝る前に散々な目に遭ったが、その埋め合わせなのか何なのか、翌朝、目覚める前に見た夢は、なかなか良いものだった。キモいおっさんの夢と笑ってくれて構わんよ。

 その夢というのが、つまり、あの上坂すみれ、である。

 おっさん世代に人気が高いと言われる女性声優アーティスト、である。

 あのタモリさんに気に入られたと言われる上坂すみれ、である。

 昨年末のFNS歌謡祭でド緊張していた上坂すみれ、である。

 その上坂すみれが、私の隣を一緒に歩いていたのだ。しかも、そこそこの密着度で、である。

 彼女の身長は知らないけれど、だいたい私より頭半分くらい低かった。

 場所は、なぜか私が小学生の頃に毎日歩いていた通学路だ。

 初めは、肩が触れ合うかどうかという距離だった。お互いにそこはかとなく照れながら、それでもつかず離れず、ゆっくりとしたペースで歩いていた。

 そこへ、向こうから子どもの集団がやってきた。小学生だ。しかも、私が小学生の頃に、一緒に通学していた面々である。

 ヤバい。あの上坂すみれと歩いているところを見られたら、学校で言いふらされるに違いない。私はおっさんなのに、そんな考えが頭をよぎった。

 それで、少し距離を置こうと離れたら、なんとあの上坂すみれが距離を詰めてきた。そして、肩が触れ合った。おっふ。

 私は意を決し、あの上坂すみれの肩に手をまわした。もちろん本物はどうか知らないけれど、華奢な肩だった。もう子どもたちのことは目に入らない。得も言われぬ幸福感に満たされながら、何ひとつ言葉を交わさないまま、私たちは歩いた。

 しかし実のところ、私は夢の中で一度も、あの上坂すみれの顔を見ていない。視界の隅に、肩にかかる髪や、パステル調の服装は見えていたが、はっきりと顔を見たわけではないのだ。

 だから、彼女が本当にあの上坂すみれだったのかどうか、定かではない。ただ私はハナっから、あの上坂すみれだと思って疑わなかった。

 けれど、もしかしたら、あれは嫁さんだったのかもしれない、などと、まだいびきをかいて寝ている嫁さんの寝顔を見ながら思った早朝5時30分。

 いーや、彼女はきっと、あの上坂すみれだったに違いない。と、トイレで用を足しながら自分に言い聞かせた5時35分。

 以上、本日はこれにてお粗末。

A:踊れ! きゅーきょく哲学/B:ヤバい○○ [Analog]

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恋する図形(cubic futurismo) c/w  をつければかわいかろう [Analog]

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