今さらこれに触れるのか?っていうくらいの題材ですが、最近「おや?」と思ったことがあるので書きます。
ギャル語をその源流に持つとされるこの言葉「激おこぷんぷん丸」。
しかし、あいや待たれい!「激おこ」まではギャル語としてもおかしくはないが、「ぷんぷん丸」とは何事ぞ。
一部では昔流行ったファミコンのゲームが元ネタだよなんてガセもあるそうですが、そんな言い訳おっさんには通用しない。
怒りを表す擬音語として「ぷんぷん」というのがあるから、それはわかる。しかしなぜそこに「丸」をつけたのか。丸といえば忍者の名前につける文字。伊賀の影丸、風のフジ丸、奈良のシカマル。その名に丸の字を冠した忍者は数あれど、ぷんぷん丸など聞いたこともない。
いや待てよ。ぷんぷん丸・・・ぷゆんぷゆん丸・・・ぴゆんぴゅん丸・・・ピュンピュン丸!「花のピュンピュン丸」がいるじゃぁないか!いっけねぇ!おいらとしたことがうっかりしてたぜ!
今を遡ること47年前。つのだじろう先生の漫画をアニメ化した「ピュンピュン丸」という作品があったのでござる。Wikipediaによれば、正式なタイトルは「ピュンピュン丸」で「花のピュンピュン丸」は誤りだそう。うそん。ずっと「花のピュンピュン丸」だと思ってたよ。昔持ってた「アニメ大百科」っていう本にもそう書いてあったはずだよでござる。
ここで、Youtubeのオープニング映像を見てみるでござる。
♪アリャリャンコリャリャンおつむのネジが こりゃまたバッチリゆるんでる
なんという歌詞でござろうか。植木等の無責任シリーズもかくやと思われるほどの力の抜け具合。歌っているのは財津一郎先生でござる。キビシーッ!
そう、話は激おこぷんぷん丸でした。「激」「おこ」「ぷんぷん」ときてその次に「丸」を持ってくるセンス。あんた間違いなくおっさんだな。ぷんぷんの次に、うかつにも丸を持ってきたあんたの脳裏には「ピュンピュン丸」がうろうろしてたんだろ。なぁ、もう全部吐いて楽になっちまえよ・・・かつ丼頼むか?
そんな推理が働き、拙者は「激おこぷんぷん丸」の考案者がおっさんではないかという疑惑を持つに至ったのでござる、というお話。以上。