CHARAの「ミルク」っていう曲がありますよね。あるんですよ。97年リリースなので、そこそこ昔の曲ですね。
ラジオが聞ける職場に長く勤めているので、何回も聞いたことがあるんですが、仕事しながらなので、そんなにクリアに聞こえるわけじゃないんです。しかもCHARAの歌なんで、歌詞のヒアリングが難しくて、正確な歌詞を知らなかったんです。ついさっきまで。
歌詞の段落っていうのか、パートの区切りの最後に「鏡のない世界で」っていうところがあるんです。僕はこれがずっと「こだわりのナイスガイ」って聞こえてましてね。もちろん、そんな歌詞なわけはないと思ってましたが、そう聞こえてしまうので、ずっとそういう認識で今日まで生きてきたんです。
でも、今日初めてちゃんと調べてみようという気になったので、歌詞を調べてみたら「鏡のない世界」でした。Youtubeで探してヘッドホンしてちゃんと聞いたら「鏡のない世界」って言ってました。全然ナイスガイじゃなかった。それだけの話です。
しかし本題はこだわりのナイスガイ、かくし味太郎の話です。
業務用食品スーパー・アミカっていう、いろんな食品が業務用サイズで買えるお店が近所にあります。普通のスーパーに置いてない食品があったりするので、時々利用しています。
そのアミカで、1年くらい前に嫁さんが見つけてきたのが「かくし味太郎が行く!」という無料配布のマンガ。味の素が制作しています。調べてみたら味の素のサイトでも読めるみたいですよ。
かくし味太郎が行く!|繁盛お役立ち情報|【味の素KK】業務用商品サイト
家には10巻まで揃ってます。なにしろ無料なので。上のサイトを見てもらえばわかるように、とっても懐かしい絵柄で、ジャンプやマガジンでは見られない種類の絵です。ビッグコミックあたりに載ってそうな。もっと言えば、昔の成人向けコミックにありそうな絵柄なんですよね。
しかし、絵柄は古臭い(すいません)けど絵はうまいんです。なんというか、絵や構図に破綻がなくて、そつなく収まっている感じ。読んでて安心感があります。そんな落ち着いた絵柄で描かれるのは、流れ者の料理人・味野太郎、通称「味太郎」が、行く先々でおちぶれた店に出会い、腕とアイデアで立て直していくというストーリー。「男はつらいよ」と、「美味しんぼ」などのグルメ漫画をミックスしたような内容です。
そしてなぜか流暢(?)な名古屋弁を駆使する味太郎。シメのかくし味はもちろん、味の素!かと思いきや、そればっかりじゃありません。他にもいろんな調味料を使って、普通の料理をおいしく変身させます。でもみんな味の素の商品。そりゃそうさ、味の素が作ってるマンガだからね。
味太郎と恋人の味美がコンビで生み出すアイデアとしょっぱいギャグ、ミスター味っ子に通じるリアクション芸と濃ゆい絵柄が、通り一遍のグルメマンガでも料理マンガでもない、独自の世界を作り上げています。
そんな楽しいマンガが無料で読めるのは味の素だけ!
ぜひご一読あれ!