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コウナン・スイーツフェスティバルに行ってみたらあざとい金券システムが待っていたの巻

 この前の日曜日(11月9日)、愛知県江南市にあるフラワーパーク江南で催された「江南市 市制60周年記念 コウナン・スイーツフェスティバル」に行ってきました。

 あいにくの雨で、これは人出も少ないだろうなぁとたかをくくって行ってみたら、駐車場に入ろうとする車が道路に列をなしていました。江南市民(とは限らないけど)のみなさんのスイーツ好きには恐れ入りました。だって屋外にテント張ってお店出してるんですよ?雨の中、傘を差してまで外でスイーツ買おうなんて思いますか?……うちの嫁は思ったんですよ。

 10分以上かかって駐車場に車を止め、会場に向かうと、雨降りにも拘わらず受付ブースには長蛇の列。その受付で100円x5枚綴りのチケットを必要な分だけ買って、各店舗のブースで好きなスイーツを買うというシステムです。

 公園には「クリスタル・フラワー」というガラス張りの角張った建物があって、体験教室やイベントスペースや売店、屋上庭園などがあります。僕と息子は雨を嫌ってその建物内をブラブラして遊んでいました。ドラえもんのキャラクターイベントがやっていましたが、着ぐるみがあまり得意でない息子は完全スルー。他の親子連れが写真撮影会に長蛇の列を作る傍を通り過ぎて、さほど広くない建物内をひたすら歩き回りました。

 スイーツ目当ての嫁は、はじめのうち僕らと一緒に行動していましたが、受付ブースの列が短くなった頃合いを見計らって、スイーツを買いに出ていきました。チケットは1冊500円で、1枚100円という設定なのに、スイーツの単価は360円とか280円とか半端な値段で、よほど綿密に計算しないと綺麗に使い切れないシステムだったそうです。そのうえで払い戻しは一切しないという条件。なかなかあざとい手口です。

 そもそも、金券を使い切るためにスイーツを選んでたら、自分の食べたいものが選べません。そのため、受付ブースに並んでいた人の中には、払い戻しをしないという条件に不満をあらわにして、係の人を問い詰めたりする人もいたそうです。お金に細かい人には納得できませんわな。はなから余分に払わなくちゃいけないことがわかってるんですから。

 お店や主催者の都合としては、小銭を用意しなくて済むとか、いろいろメリットはあるでしょうね。払い戻さなかった分は主催者に還元されるんでしょうか。その分、出店者のブース料が安くなっているとかそういうことはあるんですかね。どっちにしろ、買う側からはあこぎな商売だと思われても仕方ないシステムですね。

 そりゃ主催者としても何らかの利益を出したいとか、出店してくれた業者に便宜を図りたいとか、何がしかの意図はあるでしょう。しかしそれを利用者の目に見える形で表に出すのはスマートじゃないなと思います。しかも「金券が余っても払い戻しをしない」という、利用者からすればいかにも「持っていかれた」感のするやり方で。

 どうせなら、最初から少し高めの単価を設定しておくか、堂々と一律の参加費を取ればいいんじゃないかと。完全に見えなくするか、堂々と見せるか、どっちかにしたほうがいいと思うんですよね。余ったはずのお金を返さないっていうのは、一番まずいやり方のような気がするんですよ。

 結局、あそこで一銭も使わなかった僕がガタガタ言う筋合いでもないよねって話なんですけどね。あははー。

 当初、ブログのネタにするつもりがなかったので、写真は全く撮ってませんでした。こちら↓で写真付きのブログ記事を書かれた方がいますので、興味のある方はどうぞ。


がんたの極楽ドッグラン日記 11/9 コウナンスイーツフェスティバルへ

 本日はこれにて!