心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

納豆とご飯を同時に食すなど言語道断、ってわけ。

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 納豆が好きです。最近はほぼ毎朝食べています。

 今年の前半までおよそ10年間、朝食はトーストでした。なぜならば嫁さんがトースト派だったからです。それまでの一人暮らしではご飯派でした。新婚当時、嫁さんが作ってくれる(焼くだけだけど)朝食がトーストだったので、強制的にトースト派に鞍替えさせられました。

 ところが、今年の春ごろから何を思ったか嫁さんの朝食がご飯に変わりました。しかし僕のほうが出勤時間が早く、嫁さんが寝ている間に朝食を済ませるので、僕はそれまでと変わらずトーストのままでした。

 もともとご飯派の僕は、朝からトーストを食べると胃がもたれる感じがしてあまり好きじゃなかったんですが、この10年で鍛えられたのか、朝からトーストでもいつの間にか平気になってました。でも、僕が朝食を終えて新聞を読んでいるときに嫁さんが起きてきて、ご飯をモムモムと食べているのをしばらく見ていたら、なんで自分だけ!?という疑問が湧いてきました。それで僕もご飯派にカムバックすることにしたのです。

 しかし、トーストの時はいつも食パンを焼いてピーナツバターを塗るだけの簡単な手順。それをご飯にすると、どうしてもおかずが必要。毎日違うものを準備するのも面倒なので、ご飯にはしそのふりかけ、加えてインスタント味噌汁、アンド納豆、というメニューが完成しました。朝食はこのメニューにしてかれこれ半年になりますが一向に飽きません。トーストにピーナツバターも10年近く食べてたから、そもそも食にこだわりがないんですよね。

 そんな僕がどうしても許せないというか無理な組み合わせ、それがご飯と納豆なのです。いやいや、朝食はご飯と納豆を食べてるんでしょう?そうです。でもそういうことじゃないんです。ご飯のおかずとして納豆を同時に食べることができないのです。いやいや、朝食のおかずは納豆なんでしょう?そうです。でもそういうことじゃないんです。

 つまりですね、ご飯と納豆を同時に口の中に入れて咀嚼することに我慢がならないのです。ご飯はしそのふりかけで単独で食べる。納豆は納豆だけで単独で食べる。そういうことです。

 以前は、普通にご飯と納豆を一緒に食べていたんですが、ある時気づいてしまったんです。納豆のネバネバがご飯粒を噛み砕くのを阻害していることに。ご飯粒が納豆のネバネバに包まれることによって、噛み砕こうとする歯と歯の間をすり抜けて逃げてしまう。ご飯がちゃんと噛めない。粒のまま飲み込んでしまう。それが許せなかった。

 僕はご飯が好きです。だからこそ、きちんとご飯粒を噛み砕いて甘みが出るまで咀嚼したい。なのに納豆はそれを邪魔する。その邪魔をかいくぐって噛み砕いたわずかなご飯から生まれる甘みすらも、ネバネバに包まれて十分に味わえない。なぜ邪魔をするんだ納豆、俺はお前のことも好きなのに!

 ご飯も大好き、納豆も大好き、だからこそ二人を一緒くたに食すのではなく、一人一人をきちんと別々に愛することにしたのです。それが今の朝食スタイル。間に味噌汁を挟むことで、納豆のネバネバを除去してからご飯を味わうことができます。納豆→味噌汁→ご飯、という完璧なフロー。これであと10年は戦える。

 というわけで、今日はここまで。またね!

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