先月「ねじ式」を描いたつげ義春氏が亡くなった。
ある年代の漫画好きには超有名な作品だが、私がこの作品に触れたのは鴨川つばめ「マカロニほうれん荘」に描かれたねじ式のパロディからだった。
この時は小学生で、つげ義春という漫画家もねじ式という作品も知らず、唐突に差し込まれた妙なコマという印象だけが残っていた。それから何年か経って、ほぼ大人になった頃にねじ式を読み、そこで初めてマカロニほうれん荘のあのコマの意味がわかったのだった。
「なるほどポキン、金太郎」である。
そこで、つげ義春氏の追悼に寄せて、というほどのものでもないが、金太郎飴のアニメをBlenderで作ってみた。

金太郎飴はポキンと折ってナンボのもんであるからして、当然のことながらそういうアニメも作った。
金太郎飴でありながらこの顔は桃太郎のものである、ということがねじ式には描かれている。よくわからないが、作者が自身の夢を元に描いた作品であるらしいから、そういう不条理さもキモなのだろう。
不条理さといえば、それまでのナンセンスギャグとは一線を画す不条理ギャグというジャンルを、たったひとつの作品で確立したと言っても過言ではない吉田戦車の「伝染るんです」も、このねじ式に影響を受けているに違いない。知らんけど。


