生成AIのChatGTPを使って生成した画像で紙芝居動画を作りましたが、これはその原案ストーリーです。
桃太郎が鬼ヶ島の鬼たちを退治してから3年後の話。桃太郎は、おじいさんおばあさんと共に平和に暮らしていた。
そこへ、かつて桃太郎と共に鬼退治をした犬がやってきて、桃太郎の鬼退治の噂を聞いた海外の鬼が攻めてくるという情報を持ってきた。
桃太郎と犬はそれぞれ猿と雉を呼びに行き、再び結集して海外の鬼を退治する旅に出た。
鬼が上陸するという海岸に着くと、まさに鬼たちが海辺の村を襲撃しようとしているところだった。
鬼に立ち向かった桃太郎たちだったが、体が大きく筋肉量もハンパない海外の鬼たちになすすべもなくボコボコにされてしまった。
そこへ海外の鬼のボスが現れた。ただでさえ大きな手下の鬼たちよりもさらにふた回りほどデカく、竜に乗っている。そのうえ背中には翼が生えている。
桃太郎たちはその姿を見て死を覚悟した。
ボスが乗る竜の口から吐き出された炎が桃太郎たちを焼き尽くすかと思われたとき、その炎を遮って立ちはだかる者が現れた。
金髪にヘアバンド、サングラス、黄金のペンダント……そして何より海外の鬼たちに勝るとも劣らないマッチョな体。
その男は竜の炎を自らの息で吹き返していた。なんという肺活量と横隔膜の強さ。
気がつくと、周りで暴れていた鬼たちがみな地面に転がっている。
どこからか現れたグレイウルフ、マウンテンゴリラそしてインドクジャクが手下の鬼たちを片づけたのだ。
「き、君は誰だ……」
桃太郎は思わずそう問いかけていたが、彼が何者なのか、桃太郎にはなぜかわかるような気がしていた。
「俺はグレート桃太郎」
「ぐ、ぐれーと桃太郎……、君も桃太郎なのか」
「そうだ。この戦いがいずれ起こることを予期して桃の国から転生してきた」
「桃の国……?」
「今ここで詳しい話をしている余裕はなさそうだ。少し離れていてくれ」
マウンテンゴリラが桃太郎たちをやさしく抱え、グレート桃太郎から離れた所へ運んでくれた。
その間も、グレート桃太郎は竜の尻尾攻撃を素手で軽々と弾いていた。
「グハハ、貴様はさっきの桃太郎とやらより少しはできるようだな」
「そうでなければ助けに来た意味がないからな」
「グフフ、助けられるつもりでいるのか。だが噂に聞いた桃太郎があの程度でがっかりしていたところだ、少しは楽しませてくれよ」
「楽しめるならな」
そう言うとグレート桃太郎は噛みつこうと迫ってきた竜の首を掴み、グルグル巻きにして長い竜の体をちょうちょ結びにしてしまった。
ボス鬼は釘バット(金属製)を振りかざしてグレート桃太郎に殴りかかった。
グレート桃太郎はバットから生えた釘の一本を、自らの指一本で受け止めた。
「これは武器なのか?面白い形だな」
そう言うと釘バット(金属製)の釘を目にも止まらぬ早業ですべて抜き取ってしまった。ボス鬼の手に残ったのはただの穴だらけの金属バットだった。
「ぬうぅ」
穴だらけの金属バットを捨てた鬼ボスは、渾身の力を込めて殴りかかったが、グレート桃太郎はそれを片手で受け止め、鬼ボスの腕をひねり上げた。
「ぐわっ……この力、貴様人間ではないな!」
「俺はグレート桃太郎」
グレート桃太郎の右脚が跳ね上がり、鬼ボスの背中を蹴り上げた。
どーんという大きな音と共に鬼ボスの体が飛んだ。
「ぎゃっ」
鬼ボスは短い叫びをあげ、その体を二つ折りにしたまま弧を描いて宙を舞った。
グレート桃太郎がおもむろにサングラスを外し、鬼ボスをキッと睨むと、その両目からまばゆい光が放たれ、鬼ボスの体を貫いた。
黒焦げになった鬼ボスの体は煙を上げながら海面に落ち、ドボンと水しぶきが上がった。
黍団子を食べて休んでいた桃太郎たちのところへ、グレート桃太郎が戻ってきた
「助けてくれてありがとう、すごく強いんだな。君も食べるかい?」
グレイウルフ、マウンテンゴリラ、インドクジャクも黍団子をほおばっている。
「ああ、もらうよ」
グレート桃太郎の手に乗った黍団子はまるで豆粒のように小さく見えた。
それを一口で飲み込んだグレート桃太郎が海のほうを振り返ると、沖から大きな桃が流れてきた……というより海面をすべるようにこちらへ向かってきた。
砂浜に乗り上げた桃はまるで小屋のような大きさだった。
「そろそろ帰ろうか、ブラザーたち」
グレート桃太郎がウルフ、ゴリラ、クジャクに声をかけた。
彼らが桃に近づくと、桃の一部が扉のように開いた。
「ちょっと待ってくれ、まだ何も聞いてないぞ。君は一体……」
桃太郎が慌てて引き留めようとしたが、グレート桃太郎は白い歯を見せて笑った
「時期が来れば、いずれあなたも全てを知ることになる」
そう言うと、グレート桃太郎が乗り込んだ大きな桃の扉が閉まり始めた。
「せめて助けてくれた礼をさせてくれ」
「礼はさっきもらったよ。おつかいが済んだら早く帰れってママに言われてるんでね」
大きな桃の扉が閉まると、桃はゆっくりと沖へ向かって加速し、見る間に水平線の彼方へ消えてしまった。
家に帰った桃太郎たちは、ことの顛末をおじいさんとおばあさんに話して聞かせた
おじいさんとおばあさんは顔を見合わせて、何か知っている風な雰囲気だったが、桃太郎が問いただすと
「時期がくれば、いずれお前も全てを知ることになるだろうよ」
と言うだけだったとさ。
めでたしめでたし。


