心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

エコってなんだよぅ

 またぶいずん……いやずいぶんご無沙汰になりましたごくまでございます。久々のブログでキーを打つ指もなまっているようです。このブログのアクセスを自動的に稼いでくれていたNHKEテレの「くつだる。」が放送終了してしまったため、めっきりアクセスが減って久しい秋の日です。

 さて今回は短い話ですがちょっと聞いてください。

 ここ半年くらい、朝晩コーヒーを飲んでいます。それまでそんなに好きでもなかったのですが、なぜかハマってしまい、朝食の時と夕食の後、ネスカフェゴールドブレンドに牛乳をちょこっと入れて飲みます。インスタントの中ではちょっとお高めなコーヒーですが、その分香りがよろしい。ネスレに言わせると、これはインスタントではなく「レギュラーソリュブル」なのだそうで。

 この「インスタント」と「レギュラーソリュブル」の呼称を巡って、ネスレと業界団体の間でひと悶着あったらしく、ネスレは業界団体から脱退したそうです。消費者からすると、割とどうでもいい話ですが。

 んで、たいがいのインスタントコーヒーは瓶詰めですわな。最近はこの瓶を再利用するため、詰め替えパッケージがよく出回ってます。シャンプーや洗剤と同じで、資源を大切にというエコな商品です。紙でできた簡易パッケージで、瓶詰めよりも若干お安いという、地球にもお財布にも優しい一石二鳥な商品です。

 ところが。ところがですよ。先日、スーパーの特売日で、エコパッケージよりも瓶詰めのほうが安いという逆転現象が起きていたのです。瓶詰めのゴールドブレンドが、目立つ場所でワゴンに積み上げられ、お買い得のPOPがついて売り出されていました。エコパッケージのほうは、いつもの商品棚でひっそりと肩を並べていました。

 そりゃあ瓶詰めのほうを買うでしょうよ。普段はエコパッケージを買っている人も、ここぞとばかりに瓶詰めを買いますよ。だって中身の分量はエコパッケージより多いんですもの。そこで思ったんですけど、そもそも135g入りの瓶の詰め替え用エコパッケージの内容量が110gってどうゆうこと?パッケージ云々以前に、中身が少ないんだから安くて当たり前だよね。

 同じ分量が入ってて、エコパッケージのほうが安いっていうことならまだわかりますよ。少ないじゃん。25gも少ない。だったらもっと安くしてもいいんじゃない?ちょっと計算してみましょうか。

 瓶詰めの135g入り(67杯分)の希望小売価格が¥1,693で、1杯あたり約¥25.3。重さで割ると¥12.5/gになります。

 エコパッケージ110g入り(55杯分)の希望小売価格は¥1,164で、1杯あたり約¥21.2。重さで割ると¥10.6/gです。

 おっと……安いじゃん。グラムあたり2円安くなってる。なんだ、ちゃんとしてるじゃないかネスレ。うん、そうか。そんならよし。

 てことは瓶詰めのほうを安く売っちゃうスーパーに問題があるんだな。せっかくネスレがエコパッケージを安く出してるのに、そのエコ精神を無に帰する暴挙。いただけないね。

 偉そうなことを言いながら、結局安い瓶詰めに手を伸ばしてしまうごくまであった……。

― 完 ―

 

ネスカフェ ゴールドブレンド 135g

ネスカフェ ゴールドブレンド 135g