去年あたりからおもちゃ売り場でプッシュされている輸入玩具「キネティックサンド」って知ってますか。スウェーデンで開発された、室内で砂遊びができるという特殊な砂らしいです。普通の砂と違って散らばったりせず、お部屋や手を汚さないという謳い文句で発売されています。
面白そうだなとは思ってはいたものの、なんとなく手が出ないまますっかり忘れていたところに、同じような商品がなんと200円のガチャガチャで売られているのを見つけました。
例によって子供に見せたら速攻で開けられて有無を言わさず遊び始めてしまったので、子供が寝てからチャック袋に入れて撮影しました。もともと入っていたのもこんな感じの袋で、それがさらにカプセルに入った状態で、ガチャガチャの景品として売られています。
カラーバリエーションもあって、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、グリーン、イエローの6色ラインナップ。写真はピンクです。たぶん。オレンジに見えなくもないけど、たぶんピンクです。
カプセルの中に入っていた説明書によれば、商品名は「ムービングサンド」で、東京のシステムサービス株式会社というところが発売元になっています。「新感覚!?汚れない不思議な砂」「ぜひさわってほしい!!」と書いてあります。
おもちゃ売り場で触ったキネティックサンドのサンプルとほぼ同じ触感でした。キネティックサンドの製法が特許で守られていて、製造元が独占的に製造しているのなら、こいつはキネティックサンドを小分けしてカプセルに入れて売っているだけの代物ということになります。別にいいんですけど。
子供はいきなりドハマりして、ご飯の時間になってもいじり倒してました。汚れない不思議な砂っていうわりには、手にくっつくし、そこらじゅうに散らばるしで、後始末が大変です。最初は机の上で遊んでいましたが、ボロボロこぼすので、床にビニールシートを敷いて、アルミのトレイの上で遊ばせました。靴下やズボンにもくっついてしまうので、下半身はパンツ一丁。こぼさないようにという忠告もむなしく、足元にこぼしまくり、足の裏やひざにびっしりくっついてしまいました。
砂遊び用の型でもあればと思ったのですが、普通の砂遊び用の型ではサイズが大きすぎて、この量では型が埋まらないでしょう。しかし子供は型など必要なさそうで、ひたすら握ったり、擦ったり、これでもかとこねくり回して遊んでいました。何か形を作るでもなく、ただ触っているだけでも楽しいようです。
まさかここまでハマるとは思っていなかったので、そんなに楽しいのだろうかと、お父さんは夜中にこっそり触ってみました。
たとえばこんな風に塊を作っても……
すぐにモロモロと崩れてしまいます。円錐形の山のようにある程度安定した形なら、その形状を保っていられるようですが、球体だったり、重心が上のほうにくるような形だと、すぐに重力に負けて崩れてしまいます。
全部集めてもせいぜいゴルフボールくらいの大きさにしかならない量なので、何かを作って遊ぶというのは無理っぽいです。キネティックサンドがどんなものか、試しにちょっと触ってみたいという時に、200円で買えるサンプルとして考えるのが妥当でしょう。気に入ってガッツリ遊びたいとなったら本家のキネティックサンドを買えばいいし、キネティックサンドとプロジェクションマッピングを組み合わせたセガのアーケードゲーム「え~でる すなば」も出ています。
余談ですが、この日の晩御飯はちらし寿司でした。出てきたちらし寿司の上にちりばめられた桜でんぶを見て「そっくりやん!」と思いました。
並べてみると色合いが違いますが、これ単独でちらし寿司の上に乗ってたら、違和感ないと思いますよ。もちろん乗せませんけどね。
ラングスジャパン (RANGS) キネティックサンドテーブル
- 出版社/メーカー: ラングスジャパン
- 発売日: 2014/01/10
- メディア: おもちゃ&ホビー
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