朝から字幕だらけのテレビに
齧りつく夜光虫
録画してあった最終回を観た。
例によって号泣である。来年50になるおっさんが、このドラマで3回泣かされた。
叶がVHSビデオを観て泣くシーン。もらい泣きせずにはいられなかった。ただ、野暮なことを言うようで申し訳ないが、気になったのはビデオを再生するテレビの画面。
吉田さんにもらったビデオデッキを繋げた、今の薄型デジタルテレビ。そこに映し出されたエマージェイソンの画面の縦横比は16:9。VHSの画面縦横比は4:3のはずである。しかも画質がデジタルで綺麗。レンタル落ちのVHSなんて、今のテレビ画面に比べたらボケボケのザラザラなはず。
そして過去の回想で、部室のテレビデオで同じビデオを観るシーンでは、ちゃんと4:3になっていた。矛盾。
デジタルテレビでVHSを再生したとき、自動で画面の縦横比を変換したと思えなくもないが、それならエマージェイソンの横幅が広げられて、さらに太くなっていたはず。
まぁ、そんなのはドラマの内容には関係ないことなので、どうでもいいっちゃどうでもいいことなんだけど。
北村さんがやけに活躍してくれたこと、吉田さんが思った以上に天然だったこと、ダミアンとの絡みでの「大人は怪獣」のくだり、おかあちゃんとの和解など、ラストに向けていろんなことがギュギュッと収束していく感じ、めいっぱい詰め込んだ感じがよかった。
あとは、最終回ということでゲスト出演者も面白かった。叶の高校時代に登場した体育教師を演じた岡元次郎さん。次郎さんは仮面ライダーでもたまに顔出し出演してたね。電王で空手道場の師範をやってたり。
テレビキッズを買った書店のレジにいたおじさんは宮内洋さん。『仮面ライダーV3』で、主人公・風見四朗を演じた俳優さんだ。正直、最初に見た時は誰だかわからなかった。服装から、仮面ライダーの誰かだとは思ったものの、V3当時の顔しか覚えていない私には見分けがつかなかった。それくらい、すっかりおじいちゃんになっていた。V3から46年も経ってるんだから、そりゃおじいちゃんにもなるわな。
ドラマや映画でたまに使われる演出だけど、レジェンド級の人がちょい役で顔を出したりすると、ファンはニンマリしちゃうよね。
ドラマのほうは結構満足したので、次は原作のほうを読まなくちゃな。
ということで、本日はこれにてお粗末。