星はみつめます
ははうえのようにとてもやさしく
雪が降った。そして少しだけ積もった。
朝起きて、窓の外を見ると、細かい雪が降っていた。地面は濡れているだけだったが、家や車の屋根にはそこそこ分厚く、10cmちかく雪が積もっていた。
年末の買い出しに行きたかったが、見ているあいだにどんどん雪が大粒になってきたので、断念した。昼過ぎには晴れるという予報だから、買い出しは午後にしよう。
大掃除もしたかったが、雪のせいでやる気が失せた。(言い訳)
午前中は、録画したテレビ番組を観てだらだら過ごした。
昼頃になり、雪も止んだ。さて買い出しに行こうと思ったが、車にはまだ雪がどっさり残っている。屋根の上、フロントガラス、ボンネット。この雪を降ろさねば、車を出せない。
エンジンをかけてデフォッガを入れながら、窓の雪を降ろす。箒を持ってきて、雪を掃いていたら、箒の首がボキンと折れた。箒の毛と、それをまとめる部分が全部プラスチックでできたやつだ。外に置いてあるものだから、日光で劣化したのだろう。ボロボロにひび割れていた。
仕方ないので、もう一本の棕櫚箒を出してきた。これも外用でずっと玄関に置いてあるものだが、それほど劣化していない。毛をまとめる部分は同じようなプラスチックなのだけど、何が違うんだろう。
とりあえず、フロントガラスとボンネットの雪を降ろした。これだけの量の雪があれば、バスケットボールくらいの雪だるまは作れそうだ。息子氏に声を掛けてみたが、部屋でトムとジェリーを見ていて、それどころではないらしい。
そのトムとジェリーは、わりと最近の作品らしく、吹き替えはトムが肝付兼太さん、ジェリーは堀絢子さんだった。私が子どもの頃に見ていたトムとジェリーは、初期のハンナ・バーベラ版で、トムが八代駿さん、ジェリーは藤田淑子さんだった。
その藤田淑子さんの訃報が、今朝の新聞に載っていた。
ジェリーをはじめ、私が観ていた作品では、一休さん(一休さん)、堀口元気(がんばれ元気)、マライヒ(パタリロ!)、ピア・マルコ(新ビックリマン)、来生泪(キャッツ・アイ)、ドリモグ(ドリモグだぁ!!)あたりが記憶に残っている。
他にも数多くの有名な作品に出演されていた、昭和を代表するレジェンド声優のひとりだ。平成最後の年末に、還って行かれた。
私の子ども時代に、多くの笑いと感動をいただき、ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。