今も聞こえる あのお袋の声
ぼくに人生を教えてくれた
やさしいお袋
たぶん20年かそこら前の話だと思いますが、テレビでダウンタウンの松ちゃんがこんな話をしていました。
風呂場のドアを開けたら、そこに風呂上がりに体を拭いている裸の母親がいて「はっ」とした表情で自分の身体をタオルで隠したため、松ちゃんは「いやいやいや、そんなもん子どもの頃からずっと見とるわ!」と思ったそうです。
私もこれとほぼ同じ体験をしていて、同じように思いました。母親の裸なんぞは子どもの頃に何度となく見ているもので、大人になったからといってそれが「女の裸」になることはありません。
姉の場合は少し事情が違っていて、子どもの頃は一緒に風呂に入っていても、成長するにつれて一緒に入ることはなくなります。だから、成長した姉の身体は見慣れていないので、ノックもなしにいきなりドアを開けた時、姉が素っ裸でいたりすると、びっくりします。当然、姉のほうも怒り心頭です。
それはそれとして、母親というのは、息子が成長すると、男として認識するようになるのでしょうか。そりゃまぁ男と言えば男なんですが、自分の裸を見られることが恥ずかしいと感じるのは、どういう心理なんでしょう。
逆に、父親が娘に自分の裸を見られて恥ずかしいと思うかというと、私はそんな大きな娘はいませんのでわかりませんが、おそらくそんなことはないと思います。私の父親も、娘の前で裸を見せることに何の躊躇もありませんでした。娘のほうは嫌がるかもしれませんが。まぁ男の場合は、女性に裸を見られて喜びこそすれ、恥ずかしいと思う人は少ないんじゃないでしょうか。
昔、職場のパートさんが、息子が成長してきて身体がゴツくなってきたり、いろんなところに毛が生えてきたり、声が変わったりして「気持ち悪い」と言っていました。その「気持ち悪い」がどこまでの「気持ち悪い」なのかはわかりませんが、私も自分の母親の息子であるため、少々ショックを受けました。母親というのはそういうものなんでしょうか。
かと思えば、別のパートさんは高校生になった息子と一緒に風呂に入ると言ってました。それはそれでちょっとどうなのかと思いますが、母親にもいろいろいるんだなと思いました。
うちの嫁さんも最近あまり息子氏と風呂に入りません。息子氏、まだ8歳なのに。早くも母親から男として見られているんでしょうか。息子氏が一緒に風呂に入りたがっても、何かと理由をつけて入ろうとしません。単に面倒なのか何なのか、本当の理由は聞いていませんが、息子氏がちょっと気の毒。
まぁ、母親にもいろいろいる、ということなんでしょう。
それでは、本日もお粗末さまでした。
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