ぼくの名前はねほりん 私の名前はぱほりん
ふたりで本音を聞き出すぞ 気になる人間丸裸
たまたま寄ったショッピングセンターのガシャポンコーナーで、NHKのEテレで放送している人気番組「ねほりんぱほりん」のフィギュアを見つけました。最近は観てませんが、ついつい買ってしまいました。無駄遣い。
300円投入して出てきたのは、”ぱほりん”のフィギュア。YOUが声をやっているほうのモグラのキャラクターです。
スコップが邪魔そう。これ、スコップいる?
スコップをよけた正面顔。すっごい見つめられてる感。
下側から。パンツは見えません。
この電動ドリルの造形が細かい。フィギュア本体の身長が、頭のリボン込みで4センチ。ドリルの大きさはその半分の2センチです。2センチの大きさでこの造り込み。職人技。
ガシャポンマシンに百円玉を投入しながら、ふと昔の出来事を思い出しました。
あれはたしか小学校の5年か6年のころ。家の近所にスーパーマーケットがありました。小規模な商店が同じ建物に集まって商売をしているお店でした。今のスーパーのように、全体でひとつの店舗というような統一感がなく、各店舗がはっきり独立している感じでした。八百屋に魚屋、肉屋、総菜屋、菓子屋などが、ひとつの建物の中でそれぞれのブースを構えて商売をしていました。小さな市場、まさにマーケットの名前通りのお店です。
母にもらった百円玉を握りしめて、そのマーケットに行き、おやつを買うためにお菓子屋さんに行きました。土曜日か日曜日で、店内は結構混雑していました。
百円で買えるお菓子を物色し、よしこれにしようと思って、ズボンのポッケから百円玉を取り出そうとしたとき、うっかり百円玉を落としてしまいました。
落ちた百円玉は足元に落ちていました。店内の床はコンクリートの打ちっぱなしで、幅10cmほどの排水溝が縦横に走っており、分厚い格子の蓋がしてありました。百円玉が落ちたのは、その排水溝の格子蓋の上。ギリギリ格子の上に乗っています。危ない危ない、もうちょっとで隙間から排水溝に落ちるところだった。ほっとしてしゃがみ込み、百円玉を拾おうと手を伸ばしたときです。
目の前に立っていた、おそらく3~4歳の男の子が、足先でその百円玉を押して、格子の隙間から排水溝に落としてしまったのです。
えっ!?という感じで、信じられないものを見る目で私はその男の子を見ました。なぜそんなことを?その子も、自分がなぜそんなことをしたのかわかっているのかいないのか、意図的なのか偶然なのか、ぼーっと私の顔を見返しています。
そこで怒りが湧いてくれば「なにしてくれとんじゃいワレ!」と胸倉をつかむところですが(嘘)、幼児の胸倉を掴むわけにもいかず、そもそも怒りより驚きのほうが勝っていたので、その子に対して何かアクションを起こすという気になりませんでした。
かといって、混雑している店内で誰が親なのかもわからず、言ったところで相手にされるかもわからず、小学生の私はあきらめてとぼとぼ家に戻ったのでした。
まだお金の大切さを知らなかった私は、母に「落としちゃったからもう1枚ちょうだい」と軽めに言いました。すると普段は優しい母もさすがにキレて「そんな簡単に言うな!自分で探して拾ってこい!」と怒られたのでした。
そこで初めて私はお金の大切さというものをボンヤリ学んだ気がします。当時は父が家を建てたばかりで、今にして思えば、おそらく家計が苦しい時期だったはず。母の怒りは尤もなことです。
年のせいか、昔のことをちょくちょく思い出します。ひょっとして、もうすぐ死ぬ予兆?それはちょっと勘弁して欲しいな。せめて子どもが独り立ちするまで。まだ死兆星は見えてないから、たぶん大丈夫だと思いますけど。
ということで、本日もお粗末さまでした。
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