心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

歩きのおばさんと、車のおじさんと、自転車の女子高生

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えーびばでい SAMURAI SUHI GEISHA

びゅうていほーる FUJIYAMA HA!HA!HA!

 

 先日、通勤時のできごと。

 信号待ちで止まっていると、交差する道の信号が黄色になり、もうすぐ赤になるという場面で、道の右側から60代くらいのおばさんが横断歩道を渡り始めました。

 おばさんは、渡り始めは急いだ感じで、ちょっと駆け足でしたが、道の真ん中あたりでもう渡り終えたような顔をして、普通に歩いていました。おばさんあるある。

 自転車に乗ったおばさんもそうですが、車が近づいている時や信号が変わりそうなとき、渡り始めは急ぐんですが、だいたい半分くらいで渡り切った感を出しながら普通のペースで歩くんですよね。片側一車線の、たいして広くない道でも一緒。

 その時も、道の真ん中でスピードを緩めたおばさんが、道を渡りきる頃には、こちらの信号は完全に青でした。

 私の前に、一台の営業車が止まっていました。後ろから見た感じ、乗っていたのはたぶんおじさん。朝の通勤時間帯、おじさんもちょっと急いでたんでしょうね。おばさんが道を渡りきるかどうかというタイミングで車を発進させ、おばさんのそばギリギリをかすめるように走っていきました。後ろから見ていた私が思わず「危ない!」と思うほどギリギリ。思わず思うってどういうこと。

 おばさんは、自分の横ギリギリを車が通ったことに気づいていたのかいないのか、ヘラヘラ笑いながら、道端の喫茶店に入っていきました。

 私は車を発進させ、危ないおっさんだなぁと思いながら、しばらくその営業車の後ろについて走っていました。

 数百メートルも走ったところで、道の右側に、道路を渡ろうとしているような雰囲気の、自転車に乗った女子高生がいました。しかし、私の前につながった車列はそこそこスピードが出ていて、3台くらいそのまま通り過ぎていきました。

 私の前を走っている危ないおっさんも、当然そのまま通り過ぎるだろうと思いきや、なんと女子高生の手前でブレーキ。意表を突かれた私は、若干の急ブレーキを踏んでしまいました。

 女子高生は、危ないおっさんにペコリと頭を下げて、道を横断していきました。後ろにいる私には当然見えていませんが、おっさんがいやらしいニヤニヤ笑いを浮かべているのではないかという想像が頭を過りました。

 さっきのおばさんとの扱いの違い。その差は歴然。まさに雲泥。

 歩いて道を渡るおばさんには「チンタラ歩いてんじゃねえよババァ!」と悪態をつきながら、自転車に乗った女子高生には「ほら、早く渡りな、お嬢さん」と優しい笑顔を見せる、いやらしいおっさん。という想像。

 その気持ちはわからんでもないが、それはあからさますぎやろ、と後ろで見ていて思いました。

 もしかすると、あのおじさんにも女子高生の娘がいて、自転車の女子高生と自分の娘を重ねて見ていたのかもしれない。だとしてもだ。あのおばさんに対する危険運転はアウトだよおっさん。ミラーが当たって怪我でもさせてたら逮捕だよおっさん。富士山ナンバーの社用車のおっさん。ていうか富士山ナンバー初めて見ました。あれは山梨か静岡かどっちなんですかね。

 調べてみたら、両県の富士山周辺地域の市町村らしいです。範囲広いな。

 ということで、本日もお粗末さまでした。

FUNK FUJIYAMA

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モアイの夜明け

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TVアニメ「女子高生 GIRL’S-HIGH」オリジナルサウンドトラック

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