A地点からB地点まで行くあいだに
すでに恋をしてたんです
あれから20日が経ちましたが、CドライブをSSDに換装した我が家のPCは相変わらず爆速です。以前は起動して操作できる状態になるまでに2分以上かかっていたのが、今は30秒以内で終わります。うっかりすると、電源を入れて使い始める前にモニタが節電モードになって真っ暗。あれ?さっき電源入れたはずなのに……と間抜けなことを考えてしまいます。
後から入れるソフトは極力Dドライブに入れているので、容量が圧迫されることもなく、平穏無事に過ごしていたのですが、先日、iPhoneのバックアップ中に突然容量不足で止まってしまいました。SSDドライブのゲージは真っ赤っか。
iPhoneのバックアップファイルは、強制的にユーザーフォルダ内の隠しフォルダAppData以下に作られるので、Cドライブの容量を圧迫します。今使っているiPhone6は128GBの機種なので、PCに乗せたSSDより容量がでかい。使用済み容量は80GBちょっとですが、それでも完全なバックアップをとれば、あっさり容量オーバーになってしまいます。
そこで、iTunesの設定で保存先フォルダを変えようと思ったのですが、そういう設定項目はありません。困った困ったこまどり姉妹。
言うてる場合じゃありませんので、ネットで解決策を探しました。すると、バックアップフォルダを移動しておいて、今までバックアップフォルダがあった場所にシンボリックリンクを作ればよい、という策が見つかりました。
シンボリックリンク。ものすごい久しぶりに聞く言葉です。昔、Linuxをいじってた頃になんか聞いたことある、くらいの知識しかありませんが。ジャンクションとかハードリンクなんて言葉も出てきました。細かいことはわかりませんが、Windowsでいうショートカット的なものを作っておくと、ソフト側はそこに書き込んでいるつもりだけど、システムがリンク先に飛ばしてくれる、ということのようです。たぶん。
最初に見つけた解説ページでは、コマンドプロンプトでコマンドを打ち込んでシンボリックリンクを作成すると書いてありましたが、システム管理者権限でcmdを起動しないとダメとありました。しかし、管理者権限で起動したcmdでは、スペースを含んだパスが通らなくて、何度やってもダメでした。パスの途中にあるフォルダ名「Apple Computer」のAppleとComputerの間のスペースがダメっぽい。
さらに調べを進めていくと、エクスプローラーの右クリックでシンボリックリンクを作成できるシェル拡張機能があることがわかりました。HardShellExtというシェル拡張をインストールすると使えるようになります。日本語表示もできます。
これでCドライブの容量を圧迫せずにiPhoneをバックアップできます。ちょう便利。明日発売の新型iPhoneは、最大容量が512GBもあるので、Cドライブに余裕のない人にとって、このテクニックは重宝しそうです。ていうかCドライブとかDドライブとかいう古い区別、そろそろ無くならんかな。
てなわけで、本日もお粗末さまでした。
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